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WATER~源流が見たい~ | 中平 美紗子 展

Category : 現代美術シッタカぶり
中平美紗子1

2019.01.29~2019.02.10
【 Art Spot Korin 】

川の始まりを
この目で見たいという思い。
和紙に関わる人間ならば
尚更であることは
想像に難くない。

工芸は風土との
濃密な縁によって
成り立ち
その技術も価値も
土地とともに
熟成していったと考えると
和紙を扱う作家の
川の源流見たさの
衝動は
推して知るべしである。

作品に漂う
控えめなコントラストは
全て素材そのままの色である。

生成りという言葉が
ふっと作品の前で
揺れていた。

土佐和紙を縒って
(中平さんは高知県出身)
タペストリー状に織った作品は
経糸に用いた麻糸との
絶妙な絡みによって
素材に任せたうねりを見せる。

二階の展示は
源流から脈々と
滔々(とうとう)と
流れ行く川水の
表面をまるで
蜻蛉や鳥の視点で
見ているかのような
ダイナミックな
パノラマ感。

先の京都府新鋭選抜展に於いて
1780×1760mmの大作にて
アンスティチュ・フランセ関西賞を
受賞されました。
おめでとうございます。

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伊藤 学美 銅版画展 | IN WHITE

Category : 現代美術シッタカぶり
伊藤学美1

2019.02.05~2019.02.17
【 ギャラリー恵風 1F 】

伊藤さんの作品に触れて
顕著に感じる事があります。
それは
モチーフと作者
あるいは
作者の意志を介するものの
(妙な言い方ですが)
“端正”な様です。
実にシンプルです。

昨年オープンアトリエでの
伊藤さんの“現場”にも
垣間見えた
バタ臭さのなさにも
正直驚きました。

つまりは版画という
押したり、引っ掻いたり
押さえたり、回したりといった
様々な工程は
(勿論機械はありますが)
あくまで結果であると
暗に提示しているのかの
ようでした。

伊藤さんと言えば
実に直感的な言い方ですが
松に囚われた版画家
と。

これほどに
特定のモチーフを
徹底して
表現対象とされている方も
そうは居ないと思います。
そんな伊藤さんが
石川県と青森県で
制作される機会を得て
そこで出会う雪景に
かつての松のモチーフに見られる
或る種の生態の様相から
如何ともし難い
自然現象を“版画化”しようとする
試みは
臨場感を以て
見事に表現されています。

何もかもを白の色彩で覆い
手前と向こうの
距離感をフラットにさせてしまう
雪が持つ錯視や
仔細に観察しながら描いた風景が
見事に雪によって
“上書き”される様相は
やはり
作家を夢中にさせてしまうことを
叶える魅力があります。

やはり
“陰影の際”にある雪景の
面白さや
異次元な体験は
深く作家の描写欲を
刺激するのでしょう。
松の作品などに見られる
エッジとは対象的な
雪に煙る曖昧な
明度に
観者は
目を凝らしながら
気が付けば
まさに
そこに居る感覚を
版画を通じて
経験することができます。

画像は嘘

言える
伊藤さんの個展作品です。
ぜひ実物を。

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じゆうの箱

Category : 現代美術シッタカぶり
2019.02.02~2019.02.12
(水木金休み)
【 ギャラリーえがく 】

◆淺田 照
◆今井 康雄
◆岡崎みゆき
◆金 憲縞
◆サカイリオ
◆櫻井 淳子
◆笹岡 茂彦
◆清水 豊
◆高野 隆
◆福岡 伸雄

僕も前回2回目の
この企画展に
参加させていただきました。

3回目ともなると
企画を振る福岡さんも
予想だにしない
作品が出品されます。
公募展ですが
少し変わっているのは
ギャラリーに来られた方に
お声掛けして
「だったら出してみたらどう?」と
ポンを後から軽く押す感じ。

ギャラリーの役割って
何だろか?と考えると
そこに
新しい出会いをつくり
作品を“晒す”ことを
後押しすることの
ベタだけど
どこかに体温を感じる
付き合い方ができる
場所でもあるのかな
と。

何とかなるし
何とかならんでも
次も何とか出してみて
という感じ。
そこへ人が集まる。
もっとも
ここは様々な方の
オアシスでもあるんで。

気が付くと
1時間でも2時間でも
居てしまう心地良さ。
巷のギャラリーは
この「心地良さ」を
忘れているような…
緊張を強いられる空間が
あえて好きな方もいないでしょ。

さて作品。
今回は偶然にも
物語性の強いものばかり
というか
ほとんどがそうです。

僕のお気に入りは
トップ画像の
サカイリオさん。
色と素材とモチーフの
絶妙なコントラスト。
こういうのは
世界観の視覚化を
コンパクトに
凝縮たらしめる
センスが命です。

10名の作家の
10(じゆう)の
自由な箱。

福岡さんから
ポンと手渡された
白塗の木箱から
こんなにも
豊かな世界が
現れる。

仰々しさを嫌う
福岡さんならではの
企画展。
今後とも
不定期にずっと
続くと期待しています。

じゆうの箱1

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じゆうの箱4

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藝文京展 EX ~つなぐ~

Category : 現代美術シッタカぶり
2019.01.12~2019.02.11
【 京都芸術センターギャラリー北・南 】

◆石橋志郎
◆伊藤学美
◆大友一世
◆川上幸子
◆北村隆浩
◆給田麻那美
◆桐月沙樹
◆葛本康彰
◆坂本優子
◆大東真也
◆谷 尚樹
◆中村 敦
◆三木啓樂
◆箕浦徹哉
◆山﨑純子

初日の鑑賞だったにも
関わらず
アップがこんな時期に。
2015~2018年に開催された
公募「藝文京展」に
入選・入賞された作家の中から
17名(ここでは茶会のみの
作家2名は除く)を紹介しています。
画像は紹介順です。

藝文1

藝文2

藝文3

藝文4

藝文5

藝文6

藝文7

藝文8

藝文9

藝文10

藝文11

藝文12

藝文13

藝文14

藝文15

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地球の肖像 | 神先 智子

Category : 現代美術シッタカぶり
神先智子1

2019.02.05~2019.02.10
【 GALLERY TOMO 】

ステートメントも
プロフィールも
あえて掛けていない。
ギャラリストと相談し
決定されたと言う。

神先さんは
独学で絵を描いてこられた方。

「生活に主軸を置くと
肉体面でも精神面でも
どうしても
うまくいかないことがわかって
絵を描くことを主にすると
物事がうまく運ぶ」と。

日本画を学びたいと
京都造形芸術大学の通信で学び
さらに現在は大学院にて
博士号を目指して
通学されている。

絵については
もう大ベテランの域であるだけに
その制作姿勢には
確固たる主旨をお持ちの方。
揺るがない感じ。

絵を描くということは
勿論生きていく上での
与えられたミッションかも
知れないが
当然つきまとう
生臭さのようなものと
どう向き合い
どう付き合うかということに
それぞれの画家が
その“振り分け”について
逡巡や決断や不安を
口にされる。

終日会場におられる神先さんが
その都度
鑑賞者への
対応をされるということで
作家の口語体によって
より思いを伝えられるという
スタンスが
先のテキストが全くない
個展の様相をつくりあげた。

作品タイトルも
仰々しさを
おそらく嫌うのであろう
神先さんの姿勢が
見てとれるほどに
シンプル。

力まずに
自然で生きるということは
中々に難しい。
しかも表現者であれば
尚の事。
画家として達観のほどは
永遠に手の届かない
未知のゾーンかも知れないが
神先さんの強い意志を映す目が
とても印象的だった。

神先智子2

神先智子3

神先智子4

神先智子5

神先智子6

神先智子7

神先智子8

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