「 素我螺部ワークショップ & ショーイング 」

Category : ワークショップ・朗読
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藤井b泉/宮原由起夫/篠原未起子/原大介(ギタリスト)/西山アマテラス雄大(理論生命科学者)

2017.03.27【 京都芸術センター 講堂 】

月曜日の夕刻、有料でありながらも、
人気のワークショップはほどなく定員に達するものです。
以前の大植真太郎さんの時もそうでした。
ダンスセンスのほとんどない自分のカラダの不甲斐なさにもめげず、
日程が合うとつい参加してしまうダンスのワークショップ、困ったものです笑。

「ゆだねる」というテーマはもしかしたら普遍的なダンスの要素かもしれません。
見えない相手をどう受けとめて自己とどう折り合わせるか。
当然のようにダンサーの創作軸というのは美術家のそれとは違っていて
僕などは、それぞれのベクトルや浸透度、速度、温度を勝手に楽しませてもらってます。
何よりも原さんのアコギの心地良さとグルーヴ、
西山さんの休憩中の講義(カニにまつわる興味深いもの)や
電子音響器「ヒトテルミン」との関わり方の面白さ、
そしてメインの宮原さん、篠原さん、藤井さんによる
サービスてんこ盛りキレッキレダンスのカッコ良さと、
特に藤井さんの「ホンマ、ダンスっちゅーのは疲れるんよねぇ的」ユルっとした
何秒かの間が最高にイカしてました! 
時間限定超サービスバイキングの感あり。
参加者もダンサー以外に客員研究員とか
サーカスパフォーマー!が居たりで、
久々におもろいWS&SHOWでした。

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「 Reading aloud ~ 川中 政宏 」

Category : 現代美術シッタカぶり
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2017.03.21~04.02【 Art Spot Krin 】

川中さんの創意の中にある「穏やかな視座」は、
作品化された後の余韻、
つまり鑑賞者にとってのタイムラグにあると思います。
どの作品も独特の優しさ、柔和さが感じられるんですね。
例えばトゥーランドットの楽譜作品は
連弾されるそれぞれの音を録音したテープの磁気部分を粉末にして
実際の音符に塗る、という作業としては実に明解なんですが
「想像される臨場感を持ち帰る」という感覚を与えます。
同じく朗読されたテキスト≒ページの文字に、
溶いた粉末を“置いて”いったものや、
読まれたページ分の断面を見せるオブジェ、
本そのものを「染料化した磁気」に浸けるという作品が登場します。
朗読時に揺れるページを見て、
自分の声が文章や本そのものに染み込んでいくというセンシティブな感覚は、
しかし誰もが共感するところであり、
昨今のテーマである「記録された音が媒介する想いとそれに伴う状況」の
数々の展開は
決して作品をメランコリックな風情にさせない、
静かな思惟に満ちたものに仕上げています。

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「 HIRASE ~ 迷路 」

Category : 現代美術シッタカぶり
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2017.03.21~03.26【 ART SPACE NIJI 】

「高速道路が、好きなんですよね」
「それって、或る種の人工物の美しさ、ですか?」
そう問う僕自身が実は最も嫌いなシチュエーション、
それが頭上に走る高速道路。
とにかくこれが嫌。
下の一般道の両側にどんなに魅力的な店があろうとも、
僕はそういう街そのものを拒否してしまう“癖”があります。
高効率なインフラを目指して作られた高速道路という怪物が
街中をのたうつ感じ。
しかし、が、しかしジャンクションという絡み状態になった瞬間、
真逆な反応をしてしまうんですね。
何でだろうと…
あの美しさは何なのだろう…
おそらくは「混沌の機能美」なのでしょう。
HIRASEさんと短い話をしているうちにそんなことを考えてました。

アクリルらしからぬ肌合い、
故意にわずかに歪ませているようなパース、
ひと気の全くなく暖色の世界。
カンバスの下に「HAJIMARI」「OWARI」とあって、
実はこの絵そのものが迷路になっています。
長岡京のロケーションです。
人やクルマをとことん無くすと平面と立体の関係性が
こういうカタチで見えてくるのです。
全く作家の主旨とは離れますが、
避難した後の街の不穏さってこういうことなのかなぁ、などと。

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「 天牛 美矢子 展 ~ 野生児の祝祭 」

Category : 現代美術シッタカぶり
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2017.03.21~03.26【 galerie 16 】

天牛さん( “あの” 天牛書店の直系とは失礼ながら存じ上げませんでした…)は
書物に囲まれていた生い立ちから察するにさぞかし想像力に長け、
創造性豊かな女子だったことでしょう。
実は野趣あふれる作風が語ると予想されるような
短絡的なテーマに基づいた展示ではありません。
果たして「この世の野生児とは何か」です。
それは野生という語彙に借りた例えであり、
もしかしたら私たちが生んだ
「世間と極端に乖離した“大人”が生んだ子どもたち」と言えないでしょうか。
責任の所在の問題ではなく「憂うべき現象」として
厳然と在るということ。
今後決して「新しい彼ら」を作ってはならないのです。
いきなり重いテーマで展開したレビューですが、
天牛さんの卒制作品の展示に「これはただものではない」との直感は
今思うに正解だったと。
素材のチョイス、その独特のザックリとした風合いを
巧みに導く綿密な施し、
質感を存分に生かした風情、
作家性とも言うべき主旨の明解さ、
そして何よりも真摯にテーマを設定し、
エキセントリックにならない抑制された作風が、
この作家が今回訴求するテーマにどれだけ肉薄しているかということへの証左となります。
素晴らしい展示でした。

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「 髑髏外伝 」

Category : 現代美術シッタカぶり
【 Gallery View vol.1001 】

櫻井 伸也/高村 総二郎/水野 魔利枝
2017.03.21~04.02【 MAEDA HIROMI ART GALLERY 】

オーナーの前田さんから。
「例えば高村さんの絵を見て「お若い方ですか」と訊いてくるひとがいることに驚く」
そう、確かに日本画家としての高村さんは
奇想の作家と思われがちですが、
若い作風と思い込まれているのは何が根拠なのでしょうか。
このエピソードは実は日本画の宿命的な問題や若いひとたちが
日本画というものをどう捉え、どう展開していくべきかを考える上で
結構重要なポイントになると思います。
花鳥風月をいかに “描写” するのかという命題のもう一方で、
もっと自由な着想(それが対極的であっても)が未来を拓いていくはずなのに、
この素人の僕にさえ何となく、
閉じた世界に日本画が在るということにこそ
存続の意味があるのだと潜在的に思わせる何かがあるのでは、と
穿ってみたくなります。
ということで髑髏の話はどこかへ笑。
髑髏のモチーフで繋がる、というよりも偶然も重なって実現した展覧会です。
櫻井さんの、突き抜け感と連続されたスタンピング、
水野さんの、展示会で人気を博すグラフィカル・スカル
(思わずコンプリートしたくなります)
そして高村さんの高度な技量に裏打ちされた精緻で妖しげなマッピング描写。
いつ見てもこの作家さんの手腕にはため息です。
三人三様の髑髏をお楽しみあれ!

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