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塩賀 史子 展 | 彼方の庭-永遠のひとつぶ-

Category : 現代美術シッタカぶり
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2024.02.27~03.09(月:休)
12:00~18:00
【 galerie 16 】

無学浅学な一人として
僕自身の加齢に伴って
絵の見方というものに
緩衝材のようなものが
備わってきた、
そんな感じがする。
勿論、良い意味で、であるが。

さて、8年前の記憶。
塩賀さんの桜そのものに
「存在の意地」のような
ウエットな覇気が迫ってきて
確かにたじろいだ。
絵画の鬼気、とでも言うのか…

それぞれの大作に
あえてカメラを寄せて
フレームの内側に収めてみると
やはり、僕自身が
塩賀さんの描く
絵画空間の中に居る感覚に
鮮烈に包まれる。
特に正面に掛かった作品の
庭の上方の空の描き方に
葉がざわめく
空気の揺らぎを見るのだ。
例えて言えばターナーのような。
そして、どの作品にも共通して
静かな蠢き、のような
獣や鳥や魚ではない何ものかの
光合成の気配に満ちた
まさしく庭の匂いを嗅ぐ。

塩賀史子 Instagram↓
https://www.instagram.com/fumikoshioga/
ギャラリーサイト↓
http://www.art16.net

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小松可奈子個展 | おママごと ~ play house

Category : 現代美術シッタカぶり
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2024.02.20~02.25(月:休)
12:00~18:00
【 KUNST ARZT 】

僕の一番下のお孫と
小松さんのお子さんと
奇しくも同じ3歳、ということで
3歳児あるある話に。

さて、ピンク特攻服の刺繍は
「愛情」か「愛憎」かの逡巡の末
そのどちらでもあることに
僕自身は、安心する。
小松さん、それで、いいんです。
思い返せば、きっと、束の間です。
彼女はいわば苦楽を共にした
母娘という戦友でもあるから
ここにある全ての作品は
盟友の貴重なアーカイブとなるのです。
こんなフレーズを打っている自分に
「お前に母たる何がわかるものか」と
自問しつつ、少し、おびえながら
後ずさったりする。

ボタンを押すたびに
娘ちゃんのコールがリピートされる。
あまたの母の苛立ちに共感し、
その発せられる”サイン”への
対応、処理能力は
事後に暗澹たる自己評価へと導かれる。
娘ちゃんが
いつの間にか好きになっていた
ピンク色コーデされたベビーカーに
我が娘を乗せて、例の特攻服を着て
岡崎界隈を歩く小松さんは
「何で御多分に漏れず
ピンクなんでしょう」と
性差と色彩についても、ちまたに問う。

「自己投影」には
様々な主題も材料も条件も含めて
”当事者”であることのみ、の
憂いも痛みも思い込みも
そして思い違いも
建前と本音も、世間と私、も
あなたと私、も
坩堝のように
粘っこく溶かし込まれていて
有り体に申せば、それが
機微、ということになろう。

小松可奈子 website↓
https://kanakokomatsu.jimdofree.com
ギャラリー紹介ページ↓
http://kunstarzt.com/Artist/KOMATSU/Kanako.htm

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成山亜衣 展 | out of focus 2024

Category : 現代美術シッタカぶり
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2024.02.13~02.25(月:休)
12:00~18:00
【 gallery morning 】

例えば、成山さんの絵を
初めて見る方は、まず
”理解”や”解釈”の欲求以前に
潜在的に認識
(していたであろう)する
「絵画のタガ」というものを
強く感じるかもしれません。
何を汲み取るか、という
鑑賞の普遍とは言い換えれば
”何らかのバイアス”とも
聞こえてきます。
この”成山幻惑”は
結果として成立したものではなく
すでに画家の中で
観者の視点を散らす、という
巧妙な目論見と確信があります。
だから、スケッチはしません。
スケッチによる予定調和的な
納め方は同時に、意外性や突発性、
偶然性に蓋をしてしまいます。
カンバスを回しながら描く=
つまりは対象の比率や
見え隠れや断片の表し方に
ルールを設けない、ということです。
面白いのは、スケッチという契約は
履行しないが作品としての
天と地は明確に決定されています。
ここが成山さんの妙、です。
僕はいつも成山さんの絵を見ている
人、を見ているのが面白くて
その見知らぬ人の心持ちを
勘繰りながら愉しみます。

成山亜衣 website↓
https://nariyama.net
ギャラリーサイト↓
https://gallerymorningkyoto.com

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PLATEAU ~ 儚さと無我を愛する、ぐるぐる ~ | 國久真有

Category : 現代美術シッタカぶり
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咲くやこの花賞受賞記念展示
2024.02.21~02.25
12:00~18:00
【 CCOクリエイティブセンター大阪 】

己が階段を踏む靴音しか聞こえない
この、とある時代の隆盛の痕跡に
真っ先に、ぽつねんと居たい。
私の好きな場所の一つになった此処に
なるべく早く着きたかったので3分前、
雨景色な窓の外を眺めていると
やがて響き渡る
正午の知らせと同時にオープン。
久しぶりのサイレン。
この何とも言えぬ臨場感が
なんともワクワクさせて。

無数の円弧が四方から迫る支持体は
國久さんのリーチいっぱいの
ランダムなレインボーのようで
その画家の打刻の重層に
いつもながら圧倒される。
会場のずっと手前に
まるで無造作に貼られた
事細かに記された展示構成への
MEMOを仔細に見てみると
國久さんのこの個展への想いが
伺えて、こちらもシャンとする。
WSの”結果”も展示され
そこには確実に國久さんが
ファシリテーターとして
存在していることを示しながら
全方位的に自身の行為と造形が
肉体を通過しながら拡散している
気配に満ちていた。

上階には、丸裸の木枠が
新しい円弧を予見しながら
今宵のライブを待っているかのよう。
残念ながら、これから続きがあるので
僕は僕の予定を遂行すべく
水溜りを避けながら
向かいのコンビニで
熱いコーヒーを食道に注ぐ。

作家 website↓
https://www.instagram.com/kunihisamayu
展覧会詳細↓
https://ameblo.jp/artsintegrate/entry-12836876425.html

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サイモン・エヴェリントン 展 | PURPLIN

Category : 現代美術シッタカぶり
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2024.02.14~02.25(月:休)
12:00~19:00(最終日~17:00)
【 LADS GALLERY 】

タイトルを読んで
無性に懐かしさを覚えた皆様、
しかし、展示は極めて、端正。
で、サイモンさんの作風は
やはり一貫している、と今一度。
今展では
紫と木材という実にシンプルな
取り合わせゆえに
観者の目をあちこちに迷わせない。
清々しさと同時に
作家の一途な潔さ、も伺えて。
だから、展示空間の風通しが
良いのです。
一見、大胆な構成、
エキセントリックな作品に見えて
一つひとつに
異なる表情が表れてくる面白さは
見ようによってはかなりシック、です。
過去にも、一つの色をテーマに
展開された展示はありましたが
僕は一番しっくりとくる紫、でした。
プリンスが大好きなので、かどうかは
別として。

サイモンさんが
三人の娘さんのことを話される時の
父ならではの柔和な顔、素敵です。
それぞれの選択と活動を
きちんと認めた上でご自身も
いち表現者としてその関係の中で
成り立っている、そんな様子です。
羨ましい限り。
さて、画像の方は、と言いますと
色目がこんなにも
変わってしまうのですね。
私の腕の致し方ないところ
露見です。ご了承のほど。

作家 website↓
https://www.simon-everington.com
ギャラリーサイト↓
http://www.ladsgallery.com

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58カ国語に翻訳
English
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