「京都クリエイションWS2011」開演。

Category : 2011 京都クリエイションWS
さて、互いのゲネを見て、いよいよ本番。
天気が今いちだなぁ。
お客さんの入りが気になる。
そうそう、ハナレズのアングラサラブレッドこと
すずなとすずなママも見にこられていた。
なんだか懐かしい感じさえする。

終盤の会議用折り畳み机を使った“大スペクタクル”の時は
僕は袖に居るのだがいつも冷や冷やする。
うまくいって欲しい…これさえうまくいけば…
ところが2回目公演に…帰山さんが落ちるという大アクシデント。
一瞬舞台は凍った……が素晴らしい受身で何事もなかったかのように再び登る帰山さん。
陳腐な言い方しかできないがさすがダンサーであり、
新体道という武道をされているだけあって身のこなし方は尋常でない。
すごいな…
10月に法然院で墨絵展とのコラボで踊るそう。見に行こ。

1ステの後、演出の3人のトーク。
「ところで唯一のセリフがありましたが?」
との田辺さんの質問に
「メンバーの中にどうしてもセリフが噛むというトラウマがあってですね、
そのセリフです。」と長谷川さん。
「まぁ、劇場の物はなんでも使うって言ってましたからね」と田辺さん。

そう、メンバーの一人ひとりを検索してみると
なんとまぁ、それぞれにキャリアのある人達と一緒にやったんだと改めて実感しましたね。
もうこっぱずかい限りですね、これは。
僕なんかもう、安もんの際もんですからねぇ。
皆さん舞台経験が豊富である。
東京で役者されている人、劇研ラボ生、振付、演出、主宰をされている人も何人か居るし、
とにかく皆さん素敵な人たちばかり。
打上げもこれまたスゴいことになった。
スタッフも含めて約40人余りが
互いにカンパイし合う図は他のお客さんたちの怪訝な反応をよそに延々と続く。
いつの間にかABCが入り乱れての話し込み。
「異邦人」の時にひそひそとしみ込んだキャラクターが名越さん。
そのことで本人とお話できてうれしかった。
今日出会えた人の舞台をこれからなるべく見て行こうと思う。
舞台は逃げない。またその時に会える。
たった5日間、いや20時間のWS。
だからかな、この出会い感は何物にも代え難い。
濃密な濃縮な時間を共有できた喜び。
不安やプレッシャーの中で公演できたことへの喜び。
役者さんにとってはなんらかのカンフル剤になったのかも知れない。

長谷川さんはいつの間にか横になって膝をかかえて爆睡している。
この5日間はハードでタイトな日々だったに違いない。
おまけに風邪気味。
帰りしなにメンバーを呼んで、この打上げに来てからせっせとCDに焼いてくれた
冨士山アネットの画像をみんなに一枚づつくれた。
細やかななだぁ、長谷川さん。
「こういう風にいい人ぶってみたいのよ」なんて言うけれど…
おまけにメンバー全員のメルアドを配信してくれたり…
今日明日と京都造形芸術大学で4時間のWS。
そのあと福岡でのWSとショーイング。
かっこいい長谷川さん、お身体大切に頑張ってください。

CIMG6817.jpg

↑長谷川寧さん(手前から3人目)を囲んで


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京都クリエイションWS2011「冨士山アネット」第4日目。

Category : 2011 京都クリエイションWS
4日目は劇研で13時~22時の9時間。
後々の話だがゲネを見て、
Cコースは現場でしかできないことが多いのです。
2日目の、同じく劇研でのWSの時に
長谷川さんの2つのプランが劇研サイドからNG。
最初、こんな感じなんだけど…とやってみた“それ”は
目からウロコ。
面白い!
長谷川さんは面白過ぎるわ!
(でもその時、僕は心の奥で無理だろうなぁと思ってました…)

さぁ、今日は大方の流れが決まり、
20分という尺に見合うパフォーマンスをひとつずつ検証しながら進めていく。

以下は今回使う小道具リスト。
全てアトリエ劇研内にあるもの。
持ち込みは一切無し。

箱馬4つ、平台(小)、脚立、拡声器、ハンガーラックと掛ける服16着、
控え室の椅子2脚、台車、コップ2個、姿鏡、トレー、学習机、スニーカー3足、
イントレの筋交い棒3つ、会議用折り畳み机6つ…

物とアタマは使いよう、なんて年寄りが言いそうなフレーズが
浮かんでくるこれらの何の変哲もない物がそれぞれにイキイキと
存在を明確にしていく面白さ。
長谷川師匠のアタマん中はおもちゃ箱である。
そして加えるに、Cコースは甚だ小道具で場所を占有し、
舞台が始まったら楽屋にも人は入れられないという制約を作る。

こうして9時間の劇研でのWSは終わり、とは言っても
まだまだ詰めていかねばならない部分が多くて
明日の公演にどこまで作り込めるのか、また不安になる。
僕も鈍臭くて、カウントや間のとり方にダメ出しされる。

「出来ないのだったらどこが出来ないか言ってくれ!
もとから出来ないものに時間を費やすのはバカバカしい!」
「ハイって言うけど、そう言うならやってくれ!」
「言ってる意味がわかってるの?」
「中途半端こそ客に失礼なんだよ!」

メンバーに投げられる言葉はもっともなことで、
僕も海馬はおろか、なんとも理解に時間がかかるようになってしまったわい、
と思うことしきり。情けないやら…

そうして明日がやってくるのです。

京都クリエイションWS2011「冨士山アネット」第3日目。

Category : 2011 京都クリエイションWS
3日目。
というか、もう3日目になってしまった。
大体の流れが見えてきた感じ?
あくまで感じ…だが。

ダンスのWSに参加するたびに
増々ダンスって面白いなぁと思えるのは
基本的には楽しくやりましょうというスタンスがあるからで
今回のように1,500円という料金を設定したショーイングを
結果するということは、柳沼さんの言うシビアな「観客との契約」を
成立させなければならないんですね。
それだけにたった20時間ほどの稽古で
何ができるのかという“無謀”に近い企画の意味が浮き上がってくるんでしょう。

稽古が済んで、3つのカンパニーの合同飲み会。
と思いきや、Bグループ(重力/Note)は不参加。
なんでも昨日焼肉会を催し、メンバーが金欠状態に陥ったとのこと。
21~24歳のとても若いグループだけにこんな理由もなんだか微笑ましい。
重力/Noteの鹿島さんと隣席。
「やっぱり今日に持ち越すべきだったのかな…」と
後悔しているご様子だったが、飲み会ってのはまぁタイミングですからね。
それと、ちょっと東京の演劇状況を憂いてらした…な。
しばらくするとshelfの矢野さんが隣席に。
僕に興味を持ってくださったらしく、お話させていただく。
「長谷川さんがね、言ってましたよ。あなた(僕)をどう使うかなんだって、これは…」
そうです。僕の立ち位置は自然とそうなってしまうんです。
使いあぐねる、というか確かに…大変だと思う。
長谷川さん、すいません…です。

さて、冨士山アネット班。
メンバーの話をきけば、連日稽古後にアロアロしているという。
長谷川さんも「やんなきゃいけないことあんのに飲んでばっかだ」と。
まぁ、手前びいきなんだけど、メンバーはみんないい人たちです。
前述したようにいわゆる“素人”は僕だけで他の10人は全て役者かダンサー。
教えられること多し…それが幸せですね。57でね。

長谷川さんは最初にト書きもある綿密な台本を書き、
本読みをして立ち稽古をしてダメ出しをして、
最後はセリフが無くなっていくという作り方をされているという。
今回は20時間というタイムリミットの中で
高性能の車のように静かに駆け巡る長谷川さんのプランに
身体感覚がどれだけついていけるのか、正直不安だ。

そして最終的な衣装が決まる。
着たこともない服。
みんなが似合うとほめ殺してくれる。
「ドキドキぼーいず」本間くん所有のヒルトライブパンツの心地よさと
「飛び道具」伊沢さんの超過激カラーカントリーシャツの
マッチングが素晴らしい!
いいですねぇ…これは。
再挑戦一考あり、だ。

京都クリエイションWS2011「冨士山アネット」第2日目。

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2日目の稽古はアトリエ劇研。
メンバーはほぼ全員が役者さんだ。
やはり僕が一番年長でかつ経験値が浅い。
この感覚にも慣れてきた…ハハハ。

今回の公演はタイトなんてもんじゃない段取りで
進めていかなければならないので
残された稽古時間を逆算するような感じ。

1日目の表現をさらに深化させて各自が発表。
やはり僕は夢をダイジェスト化して、
あったことをなぞったような形になってしまった。
もっと「感覚」を前に出す表現ができないものか。
わかっているのに動きは「紹介」にとどまってしまい
その先を伝えることができない…んー難ゆい…

長谷川寧さんは俳優、演出家、劇作家であり、振付けをする。
北村成美さんの時も思ったが
現場での発想力が柔軟かつ的確で、最短距離で構築させる。
いつ見てもスゴいと思わせられる。
控え室やら楽屋やら資材置き場やらから
いろんなものを持ってきて、なにやら長谷川さんのアタマの中で
ガッチャンガッチャンと出来上がっていく。
さて、どんな展開になりますやら。

初めてのダンスらしい振付け。
BGMに合わせて全員でやる。
一気に汗。
そして長谷川さん、一言つぶやく。
「みんな…不器用だねぇ……」
なるほど…これは回数やってカラダで覚えるか。

そして結構肝心な衣装選び。
各自持ち寄った自前を披露するが
男子組のダークなこと…というかフツー感。
それに比べて女性陣の華やかなことよ。
広げる衣装を見ていたらホント、フリマみたいだ。
ヴィヴィッドカラーのメリハリのきいた衣装…
そんなの持ってないぞ…倅か娘婿から借りるか…
いや古着ショップを回ってみよう。
それもまた楽し。

CIMG6816.jpg

こうしてまたまたあっという間の4時間が過ぎる…
「これさ、できると思う?」
ホント長谷川さんの言う通りだ。
かなり無謀だが他の2つのカンパニーはどうなんだろう。
今日の稽古は3時間。
それが済んだら3カンパニーの総顔合わせ大会。
30人近くがアロアロか…。

とにかく長谷川さんのスピードについていくこと…

京都クリエイションWS2011「冨士山アネット」第1日目。

Category : 2011 京都クリエイションWS
ギャラリーはほとんど長い夏休み中。
京都市立芸術大学芸術学研究室学生が中心となった企画展が
京都市立芸術大学ギャラリー:KCUAで開催されている。
個人的なブログと前置きしつつ撮影許可を申請すると
会場を撮るのはOK、作品はNG。はぁ?
ああ、やっぱりね…なんとも仰々しい企画だから覚悟はしていたが…
つまりは大らかさに欠けるんだよな…もっと鷹揚でなくちゃダメ。

そんなこんなでこんなに更新が遅れてしまった。
その間にダンス・4・オールのWSに参加したり、
ハナレズの男飲みをしたり…と。

さて、京都クリエイションWS2011への参加を決めたのは
「アーカイヴ・定吉1950」公演を終えて間もなくだった。
あの反動だったのかも知れないし、ヤッテマエ的ノリだったのかも知れない。
公募の締め切りは7月末。
定吉の公演が済んで結構悩んだが、つまりは早いうちに
もう一度劇研の舞台に立つことで自分の中の何かを払拭したかったのかも知れない。
まぁ、何事もタイミングだから。すべてをそう理由づけたりしている。
東京の3つのカンパニーのうち、参加したいものへの公募という形。
それぞれに簡単なプロフィールとPVが劇研のサイトにアップされている。

http://stage.gekken.net/?cid=22538

これしか実在の手立てがないままにチョイスするというのは
賭けみたいなものではある。

Aコース:shelf(矢野靖人)
Bコース:重力/Note(鹿島将介)
Cコース:冨士山アネット(長谷川寧)

ダントツに「冨士山アネット」だった。
カッコよかった。こういう風にしか言えない。
参加メンバーは11人。
定員があるのかないのかも分からないが一番多かったのが冨士山アネット。
チラシを見たら何とハナレズが照明でお世話になった、
役者の田中浩之さん(Will be SHOCK Entrance Gate)と
2回目のダンス・4・オールでご一緒させてもらった楠海緒さんも参加していてびっくり。
それにしても田中さんに会うのはちょっとこっぱずかしかったな…

「冨士山アネット/FujiyamaAnnetteは
作・演出・振付の長谷川寧を中心としたカンパニーで
演劇の方法論を用い、身体を起こして行くという
「ダンス的演劇(テアタータンツ)」にて独自の活動を行っている」(YouTubeでの紹介より)

冨士山アネットの今回のテーマは「悪夢」。
時系列に表現するのではなく、或る一つ心の動きを
クローズアップ、ハイライトにして
カラダのどこの部分が感じているかを意識しながら動く。
見た夢の紹介でもなく、またダイジェストでもなく、
というのはもっとも、夢そのものが矛盾に満ちていて、
次のシーンへの繋がりも脈絡もないままに進行していくことがあるから、
そこを切り取って動く。
一瞬がとんでもない長い時間になるような動き。
長谷川さんはマトリックスのワイヤーアクションを例にしていたが。
その夢感覚を増長、増幅、拡張させる。
その時にどんな恐怖やためらいやとまどいを感じたかを
動きにしてみること。これがまずはWSのメニューだった。

昨日の3時間は自己紹介と、それぞれが見た悪夢、
それを形(ダンスらしきもの)にしていくとっかかりのパフォーマンスであっという間に終った。
各カンパニーで約20分の持ち時間。
WSに割り当てられた時間は連日4日間、延べ20時間。
そして21日(日)にはアトリエ劇研で2ステージ(!)公演。
何ができるのか、何をどうするのか、皆目わからないが
稽古終了後、稽古場玄関でのミーティング(これも懐かしささえ…)
長谷川さんは「絶対いいもの作るぞ!」
これは…なんだかデジャヴュ。
そして「オレ、京都に友達居ないからさぁ…みんなで食おうよ」といいつつ、
百万遍方面へメンバーとご飯を食べに行ったのであった。(あいにく僕は行けず…)
58カ国語に翻訳
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