浦野式鈍気騎士(うらのしき どんきほーて)

Category : パフォーマンス見聞
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作:チームぎりぎり
原案・演出:辻野 恵子
出演:松浦 武男
   豊島 由香
   辻野 恵子
2018.04.27〜04.30
【 壱坪シアター スワン 】

余韻に浸っていたら
すっかりレビューが
遅くなってしまいました。

辻野さんは
この企画を8年あまりも
温めてこられたんだとか。
そして
今しかないと。
ぎりぎり今しか…

ドン・キホーテの台詞を
毎日稽古する老人。
認知症初期ということで
まだらですね、記憶も。
フィクションか
(そもそも舞台はそうだけど)
はたまた松浦さんのリアルかは
見る者に委ねるとして笑
ボランティアの元教員やら
(豊島さんって実にいい味!)
20年ぶりに訪れた
実娘やらが入り乱れて
劇中劇の
カオスの様相を呈する
エンディングは
僕がよく思う
「ボチボチの日々が
明日も続くことが
一番の幸せ」なんじゃないかという
施設に居らっしゃる
認知症の皆様方への
或る種のエールに
近いものを
切に感じました。

辻野さんとは
同じ町内!や
かつては義理のお父様を
(哲学者の風情で人気がありました)
ショートステイで
お世話させていただいた縁もあり
親子関係、知的障害や
介護を主題に据えた活動を
展開されてきた辻野さんの
機微というものも
じわじわと滲みて
まいります。

この極小小屋では
奥行きを目一杯使うのに
松浦さん制作の
舞台道具が散乱していて
そこにさらに
客席を設けるという
レアな設え。
もはや
アクティングスペースは
ほぼ無い状態!
いいなぁ
こういう無謀ぶり。

結構インパクトある
「認知うらら」という
小池芽英子さん作の
舞台衣装が
あまりに秀逸だったために
無理をお願いして
ツーショットをば!

素晴らしい舞台でした!
またどこかで見たいなぁ
(今しか無かったから無理?笑)

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高槻JAZZ STREET 2018

Category : パフォーマンス見聞
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2018.05.03〜05.05
【 阪急高槻市駅・JR高槻駅周辺63会場 】

20年も続けていくことは
並大抵のことではないと
高槻市だから
できたんではないかと
こうして訪れてみると
よくわかります。
(茨木市の音楽フェスもまた然り)
大勢のボラ参加にも
驚きましたが
全てが無料という
太っ腹にも拍手。

行政の理解と
市民の協力と
イベントとして
確立するための
熱意。
箱でも限定会場でもなく
街全体が濃い
JAZZ色に染まる。
ビール片手に
あっちの音
こっちの音に
誘われて…

残念ながら
初日にしか
行けませんでしたが
のっけからの
ウルトラピアニカ!
スーパー前の
超FUNK BAND!
泉陽高校のグルーブ!
路地裏の
超絶アコギ!

また
来年も必ず!

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「 5' 00" 」vol,26

Category : パフォーマンス見聞
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2018.03.24 13:00/15:00
【 a・room 】

今回は5組とも全て
ダンスパフォーマンスをされる
方たちばかり。
でも
トップの村上和司さんは
童話の朗読。
最初の1分ほどは
日本語だったけど
突然「不明語」に。
観客置き去りは
やがてギリギリまで
カオスな時間まで
落とし込む。
僕はとても好きです笑。

イシヤンこと
石田安俊さんは
切れ目ない動きを
アジアングルーブにのせたもの。
あえて物語性は持たせずに
武道の演習に近い動き。

久しぶりに
お会いした
藤原美加さん。
なんだか抜けていて
藤原さんしかできない
ダンス。
こういうの素敵だなぁ。
藤原さんが
ダンスするオブジェのように
見える。
タイトルの意味、
ずっと不思議だったけど
ネイティブアメリカンの
スー族の言葉で
「笑う女性」のこと。
なるほどなるほど…

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劇団子供鉅人 「 IN THE ROOM 」

Category : パフォーマンス見聞
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構成・演出:益山 貴司
出演:益山寛司、影山徹、億なつき、ミネユキ、益山U☆G、地道元春、古野陽大、益山貴司
音楽:宮田あずみ(コントラバス 他)
美術:矢津吉隆(現代美術作家/kumagusukuオーナー)

2018.03.20・21(全5回公演)
【 京都四条大宮 kumagusuku 】

5つの部屋で
5人にグループ分けされた観客が
順番に指示された部屋を
回りながら
目の前30センチで
繰り広げられる話を見聞きする。

それでも厳然と
“舞台” と “観客席”との
ボーダーは存在する。

シングル、ツイン、ロフトツイン、
そして、バスルーム、
最後は中庭で総動員の大団円。

今回で3回目。
2年前、東京芸術劇場での
「幕末スープレックス」で
この劇団の破天荒ぶりに感嘆し
すっかり取り憑かれてしまった。

人ひとり、ふたりが
寝泊まりするスペースを
劇空間にする果敢さと
それを喜々として
受け入れる子羊のような
観客だが
とにかく皆さんよく笑った。
そして
セリフのフレーズに
ハッとする気付きも
あったりして
5つの短編が
やがて想像と連想によって
アタマの中で
繋がる。

決して広いとは言えない
こじんまりとしたホテルに
25人(1公演25人限定)が
ひしめく様は
他のどんな公演よりも
「場と気」への共有感が伴う。

面白かったなぁ!

http://www.kodomokyojin.com/

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烏丸ストロークロック「 まほろばの景 」

Category : パフォーマンス見聞
まほろば

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2018.02.09〜02.11
【 ロームシアター京都 ノースホール 】
烏丸ストロークロック
作・演出:柳沼昭徳
音楽・演奏:中川裕貴
出演:坂本麻紀/澤雅展/角谷明子
小菅紘史(第七劇場)
小濱昭博(劇団 短距離男道ミサイル)
松尾恵美

鼻孔の奥が痛くなったよ
終った後で出演者に告げると
「どこで?」と。
いや、多分、これは
筋立てや展開ではなくて
この演劇空間に居ること
そのものに
“叶わぬカタルシス”を
確信的に得たから
かな、と。

アフタートークで
ヤギーさんは言う。
「いい評価の作品を
いろんなとこで
同じように公演してたら
もっといいのかも
しれないけど
何というか、
アタマん中で
どんどん新しい
アプローチが
出て来て
今、完成したものは
僕にとって
もう古くなる…」

ヤギーさんこと
柳沼さんの
この言葉こそ
真骨頂。
だから僕の感涙も
そこにあると
気付く。

「この作品は
点と点を
無理矢理結んで
“物語”にしないことを
考えた。
だからもしかしたら
難しい演劇に
なってしまったかも
知れない。
でも嘘は
入れたくなかった」

烏丸の演劇を見る時
すこしだけ、そう、
シャツの一番上の
ボタンを閉めてから
観よう、と
いつも思ってた。
時々観客の感覚を
見事にすくい投げ
するようなことを
なさるからね、
この人は。
でも今回、
気がついたら
そのボタンは
見事に弾け
どこへ飛んだかも
わからない。

いくつもの
キーワードは
あるにせよ
やはりヤギーさんの
視座の深さや
“検証力”や
不確実で
不穏な時代の中で
“揺らぐ精神”によって
弱体化された人格の
細やかな
“事情”というものを
舞台という
火鉢の上で
炙り出している、
そんな気がする。


















58カ国語に翻訳
English
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ナミキ・キヨタカ

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