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Every day is a new beginning

Category : パフォーマンス見聞
EVERY DAY

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2018.09.05~09.07
【 ロームシアター京都 ノースホール 】

演出:前田英一
出演:合田有紀/瀧口翔/野村香子/橋本幸士/前田英一
作曲:ヤニック・バジェ

叩きたい(キーを)ことは
山ほどあるんですが
何から言おうか…と

舞台という“エリア ≒ サンクチュアリ”と
地続きになって
眼前のラボ ≒ 現場で
起きている奇跡的現実を
目撃しているような錯覚にとらわれます。
尚かつダンスにありがちな
エキセントリックすぎる演出ではない
実にエレガンスな各人の所作に
思わずため息が。
呼応し交感するユニゾンの
完成度の高さもさることながら
振付けの素晴らしさも。

科学者である
橋本さんの脳内でリアルに蠢く
数式化・図式化への変換と検証と解明が
指先のチョークのリズムと重なって
舞台はフェードインします。

道具剥き出しのアクティングスペース。
そして外連味なく小道具が
実寸で使われ
演劇やダンスにありがちな
勿体つけた印象は最後まで
どこにも散見できませんでした。

科学とダンス、あるいは演劇。
かつてのそれはテーマが
「科学“的”」あるいは
「科学“風”」であって
決して「科学そのものの現在」を
表すものではなかった。
それまでのものと完全に違うのは
科学者である橋本さんが
共鳴しつつ「演じ手としての科学者」ではなく
科学者そのものを“晒す”という
前代未聞の舞台になりました。
(なんと本番中に理論がひとつ
解明できたとか!)

昨年1月のBLACK CHAMBERでの試演に
静かに度肝を抜かれた記憶も
まだ新しい中での本公演。

アコーディオンとシンセと
ピアノとパーカッションが放つ
強烈な音響。
終了後に楽譜を見ると
まるで複雑なコンポジションを
見ているようでした。

壮大な実験という
インスタレーション。
これからが始まりという
合田さんの言葉に予感させる
「世界公演への可能性」を秘めた
素晴らしい公演でした。

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浦野式鈍気騎士(うらのしき どんきほーて)

Category : パフォーマンス見聞
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作:チームぎりぎり
原案・演出:辻野 恵子
出演:松浦 武男
   豊島 由香
   辻野 恵子
2018.04.27〜04.30
【 壱坪シアター スワン 】

余韻に浸っていたら
すっかりレビューが
遅くなってしまいました。

辻野さんは
この企画を8年あまりも
温めてこられたんだとか。
そして
今しかないと。
ぎりぎり今しか…

ドン・キホーテの台詞を
毎日稽古する老人。
認知症初期ということで
まだらですね、記憶も。
フィクションか
(そもそも舞台はそうだけど)
はたまた松浦さんのリアルかは
見る者に委ねるとして笑
ボランティアの元教員やら
(豊島さんって実にいい味!)
20年ぶりに訪れた
実娘やらが入り乱れて
劇中劇の
カオスの様相を呈する
エンディングは
僕がよく思う
「ボチボチの日々が
明日も続くことが
一番の幸せ」なんじゃないかという
施設に居らっしゃる
認知症の皆様方への
或る種のエールに
近いものを
切に感じました。

辻野さんとは
同じ町内!や
かつては義理のお父様を
(哲学者の風情で人気がありました)
ショートステイで
お世話させていただいた縁もあり
親子関係、知的障害や
介護を主題に据えた活動を
展開されてきた辻野さんの
機微というものも
じわじわと滲みて
まいります。

この極小小屋では
奥行きを目一杯使うのに
松浦さん制作の
舞台道具が散乱していて
そこにさらに
客席を設けるという
レアな設え。
もはや
アクティングスペースは
ほぼ無い状態!
いいなぁ
こういう無謀ぶり。

結構インパクトある
「認知うらら」という
小池芽英子さん作の
舞台衣装が
あまりに秀逸だったために
無理をお願いして
ツーショットをば!

素晴らしい舞台でした!
またどこかで見たいなぁ
(今しか無かったから無理?笑)

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高槻JAZZ STREET 2018

Category : パフォーマンス見聞
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2018.05.03〜05.05
【 阪急高槻市駅・JR高槻駅周辺63会場 】

20年も続けていくことは
並大抵のことではないと
高槻市だから
できたんではないかと
こうして訪れてみると
よくわかります。
(茨木市の音楽フェスもまた然り)
大勢のボラ参加にも
驚きましたが
全てが無料という
太っ腹にも拍手。

行政の理解と
市民の協力と
イベントとして
確立するための
熱意。
箱でも限定会場でもなく
街全体が濃い
JAZZ色に染まる。
ビール片手に
あっちの音
こっちの音に
誘われて…

残念ながら
初日にしか
行けませんでしたが
のっけからの
ウルトラピアニカ!
スーパー前の
超FUNK BAND!
泉陽高校のグルーブ!
路地裏の
超絶アコギ!

また
来年も必ず!

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「 5' 00" 」vol,26

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2018.03.24 13:00/15:00
【 a・room 】

今回は5組とも全て
ダンスパフォーマンスをされる
方たちばかり。
でも
トップの村上和司さんは
童話の朗読。
最初の1分ほどは
日本語だったけど
突然「不明語」に。
観客置き去りは
やがてギリギリまで
カオスな時間まで
落とし込む。
僕はとても好きです笑。

イシヤンこと
石田安俊さんは
切れ目ない動きを
アジアングルーブにのせたもの。
あえて物語性は持たせずに
武道の演習に近い動き。

久しぶりに
お会いした
藤原美加さん。
なんだか抜けていて
藤原さんしかできない
ダンス。
こういうの素敵だなぁ。
藤原さんが
ダンスするオブジェのように
見える。
タイトルの意味、
ずっと不思議だったけど
ネイティブアメリカンの
スー族の言葉で
「笑う女性」のこと。
なるほどなるほど…

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劇団子供鉅人 「 IN THE ROOM 」

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構成・演出:益山 貴司
出演:益山寛司、影山徹、億なつき、ミネユキ、益山U☆G、地道元春、古野陽大、益山貴司
音楽:宮田あずみ(コントラバス 他)
美術:矢津吉隆(現代美術作家/kumagusukuオーナー)

2018.03.20・21(全5回公演)
【 京都四条大宮 kumagusuku 】

5つの部屋で
5人にグループ分けされた観客が
順番に指示された部屋を
回りながら
目の前30センチで
繰り広げられる話を見聞きする。

それでも厳然と
“舞台” と “観客席”との
ボーダーは存在する。

シングル、ツイン、ロフトツイン、
そして、バスルーム、
最後は中庭で総動員の大団円。

今回で3回目。
2年前、東京芸術劇場での
「幕末スープレックス」で
この劇団の破天荒ぶりに感嘆し
すっかり取り憑かれてしまった。

人ひとり、ふたりが
寝泊まりするスペースを
劇空間にする果敢さと
それを喜々として
受け入れる子羊のような
観客だが
とにかく皆さんよく笑った。
そして
セリフのフレーズに
ハッとする気付きも
あったりして
5つの短編が
やがて想像と連想によって
アタマの中で
繋がる。

決して広いとは言えない
こじんまりとしたホテルに
25人(1公演25人限定)が
ひしめく様は
他のどんな公演よりも
「場と気」への共有感が伴う。

面白かったなぁ!

http://www.kodomokyojin.com/

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