FC2ブログ

「長谷川 由貴 個展 」

Category : 現代美術シッタカぶり
2015.09.01〜09.06【 gallery morning 】

思うことふたつのうちの、ひとつめ。
長谷川さんの個展を見て2日後のテレビで
「浦沢直樹の漫勉」というドキュメント番組(夢中で見ました)
ゲストは今をときめく女性漫画家、東村アキコということで
浦沢氏の驚嘆ぶりもですが、
何よりも彼女のアイデアと手の早さ!
上杉謙信の女性説に基づく斬新な内容でしたが、
最後の一コマで(これは物語の〆ですから、テーマが浮き彫りになってくる)
「そうね、月でいこう、月で!」と主人公のバックに月を入れこむ。
瞬間に月と女性とは深い関係があるから、という納得の理由。
さて、長谷川さんのステートメントの冒頭のフレーズ。
「月の満ち欠けと同期するように動く自分の体のリズムに気付いたのは十代の頃だった」
これって、かなり普遍性のある実感ですね。
遠い月とこの自分との物理的な距離と、
だからこそ感じる(女性だからこその)ヴァイブなんでしょうか。
長谷川さんが徐々に「神々しい場所」へ赴いていくくだりは
示してあるサイトのインタビューを見るとよくわかります。
なんというか、惹かれていくんですね、
引力のようなものですね、きっと。

H1.jpg

H2.jpg

H3.jpg

H4.jpg

H5.jpg

作品を見てまず思うことはこの対象に挑んでいる、というよりは、
先ほども述べたように、惹かれて、描くことをミッションですらあると感じさせる
一種の「入り方」にあるのではないかということ。
これは長谷川さんにとってはすでに画家としての宿命めいたもの、
因縁めいたもの、出会うべくして出会う対象だった、という気がします。
なぜなら、これほど入り組み、雑然とした人の手の入らない自然を、
それこそ“憑かれた”ように描ききっているように見えるからです。
草木の一本一本のディテールは「巧く描こう」という作意ではなく
「寄り添う」というものに近いと感じます。
普通でしたらこの光景は尻込みするほどに描かせることをためらわせるのではないか、と
絵心のないシッタカはシッタカぶります。
もう、この、沖縄県は久高島の鬱蒼とした、
むせかえるような草いきれと湿度について
長谷川さんの筆に刷り込まれているかのように
生きとし生けるものの息づかいが画面から聞こえてきそうです。
異界であるニライカナイから神様がやってくる浜からは
何ひとつ持って帰ってはいけないどころか
まず泳ぐこともできないという神聖な場所があるそうです。
この島については検索しているうちに
本気で行きたくなりますからご注意を(笑)

H6.jpg

H7.jpg

H8.jpg

H9.jpg

思うことふたつのうちの、ふたつめ。
タイトルの「Children Repeat Dawn」は
直訳すれば「子供たちは夜明けをくりかえす」という
奇妙な言い回しになるそうですが、
Blood、Sweat and Tearsの1968年のデビューアルバムは
「Child Is Father To The Man」というこれまた奇妙なものでした。
邦題は「子供は人類の父である」というもの。
このタイトルは僕の中ではダントツにトップです。
僕にはどちらの言葉も「輪廻転生」をイメージさせるのですが…
中々にシブいタイトルです。

過去の作品は↓
http://gallery.kcua.ac.jp/artists/20150111_id=3918#ja
(素晴らしいです。実物を見てみたいです)

インタビュー記事は↓
https://artosakablog.wordpress.com/2014/06/11/








58カ国語に翻訳
English
お越しいただきありがとうございます

ナミキ・キヨタカ

………………………………………
アート・ドキュメント・ブック・
ミュージック・演劇・ダンス・
朗読・時事・ひがみ・そねみ・
やっかみ・おせっかい…
などなどシッタカぶって書きちらかしては
ゆらゆらと過ごしております。
言いたがり、やりたがり、ノリたがりな
のんのんとしたブログにお越しいただき
ありがとうございます。
facebookもよろしくです。
………………………………………

ここから、また…
最近の書き散らかし…
こんなこと書いてます
こちらへもどうぞ!