「 演画・中の島ブルース 」

Category : 現代美術シッタカぶり
栗田咲子/柴垣美恵/中川雅文/成山亜衣/美崎慶一/行 千草
2015.11.10~11.22【 gallery morning 】

小4の時から大きくなったら横尾さんになる、と
密かに決めていた自分にとって、
美術・デザイン系の高校に進学することは、
おそらくは当時一番の願いだったと記憶しています。
その“続き”で芸大に入ることを
まるで白昼夢のように胸に抱きながら悶々としていた頃、
しかし当時の東京にはその手の高校は私立公立含めても
数校しかありませんでした。
当然競争率も高く、同じくらい学費も高かったわけで
生家が自営業であったこともあって、
希望校を告げると予想通りに殴られ(つまりそれが答え)
行きたくもない学校(将来、継ぐための)に通った経緯が
45年後の今の自分の個展巡りに連綿と続いているような気がします。
さて、この「中の島ブルース」という最高に素敵なタイトル
(作家の一人である栗田さんが前川清のファンであることから命名されたとのこと)
グループ展は、僕から見れば実に羨ましい過去の或る時間、
時代を同じ思いを共有しながら過ごしてきた画家たちの、
それぞれの創作活動における伏線を
ギャラリーオーナーが紙縒(こよ)りのように合わせながら
一堂に会する機会をこさえた画期的な企画の展覧会であると言えます。
現在では、それぞれの表現が「違うということの当たり前さ」は
「そのずっと前」にさかのぼってみると、
ひたすらに「絵」を描きたい一心に尽きる人たちが、
年代こそ違えども、その場で等しく経験した時間を分かち合い、
互いの差異を認めつつ、さらなる研鑽を積むといった
「独自性」と「相対性」の中での葛藤をも経験した結果であると言えますし、
それは職人やスポーツの世界とも異なる稀な関係性を持つ「間柄」とも言えます。
大阪中央区にある「中の島美術学院」で芸大受験生を指導し、
また自らも芸大受験のために学んでいた人たちに加え、
OGである作家さんも含めた6人展となっています。
各作家さん個別のレビューはともかくも、
絵を通じてこうした縁がひとつ屋根の下でカタチになり得ることに、
なんだか一般人としても「ひとの巡り合わせの妙」を強く感じます。

画像の作品は栗田咲子さん、柴垣美恵さん、中川雅文さん、
成山亜衣さん、美崎慶一さん、行 千草さんの順です。

栗田1

柴垣

中川1

成山1

美崎1

行1



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