「 明楽 和記 〜 白 」

Category : 現代美術シッタカぶり
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2015.07.31〜08.09【 Gallery PARC 】

先日のKUNST ARZTの林 彩子さんの展示も含めて考えると、
ギャラリーそのものが作家にとっては素材になり得るんですね。
ところがこれは解説されてわかるものでもないんです。
そこを“知っている”か、どうかで
体感温度というのは相当違う。
そう考えるとギャラリー空間は
作品を展示する場所だけではないんだと感じます。
その容積がもたらす環境装置なんですね。
ギャラリーPARCさんは
確かにホワイトキューブとは全く異なる環境のもとで
展覧会をしています。
街行く人(なんせ三条御幸町角ですから)の
音なき喧噪、天候、光、時間が
この空間にまとわりつくように、
そしてそれゆえの独特な空間を持っています。
明楽さんは今回「白という色彩」によって
ここを見事なホワイトキューブに変えてしまいました。
久しぶりにお会いする明楽さんは
やはりつかみどころのないフシギなひと。
ギャラリストの居心地の悪さ、
そのコメントも作品に面白い(失礼)エッセンスを加えています。

建畠哲さんと青木淳さんの対談にある
「ホワイトキューブにある矛盾する2つの面」という話は納得します。
つまり展示室の第二世代といわれるホワイトキューブは
一見、ニュートラルな無機質な空間であるからこそ
作品の特性が際立つ、という見方。
それとホワイトキューブそのものが
すでに“有り得ない”抽象空間であるがためにことさらに緊張感を促す、
ひとつの特異な空間ではないか、という見方です。
ところで「アメリカのMoMAを代表とする方法による
世界的規模での美術空間の植民地支配ではないか」、
こんな意見もあるんですね。確かに考えてみれば頷けます。
とにかくここへ来てみてください。
何も作品が置かれていない空間? 
それとも白くペインティングされた空間であるという作品? 

冒頭の画像が素のギャラリーです。
以下、ホワイトキューブになった作品です。

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