「 MATSUNE Michikazu curation 〜 Face Forward 」 宮川 ひかる

Category : 現代美術シッタカぶり
2015.08.22〜08.30【 KUNST ARZT 】

さて、今回の展覧会の最後の紹介は
ご本人も在廊されていた宮川ひかるさん。
えー、ここは作品の解説をするところではありません、
と高飛車な発言をするつもりはありませんが、
特に宮川さんのような作品は説明すると面白さが半減するようで
しかも、こういう作品にあーだこーだと言ってみても
ご本人にお会いした瞬間に「ヤボだ」と感じました。
なんというか直球のなんだけれど、
独特の愛おしさを感じさせるムードをお持ちの方です。
作風がそもそも正直で率直でストレートです。
ご自分の肉体をとことん素材にされてます。
昨年のインタビューを見ると
「目に見えない価値をビジュアル化する」というテーマを
追求されているようで、
実は以前にこのギャラリーでみた映像作品があって
それが正しく宮川さんでした。
ルイ・ヴィトンのバッグを紙で模造して、
そのまま正規のプライスを付けてヴィトンのパリ本店前路上で売るという
パフォーマンスを記録したものでした。
店を出した途端に店の警備員がすっとんできて見ている方が
ハラハラした映像でした。
これも「目に見えない価値をビジュアル化する」という
テーマの一貫をコンセプトにした作品です。

P8220009.jpg

今回は自身のアタマに「マンモスを飼う」(とは誰も言ってませんが)
というニュアンスに近い?作品を発表しています。
とはいえ、この作品をはじめとして
宮川さんは常に変化する「作品」を身につけて
歩いているようなものですが…。
頭部を剃ってフランスは「ルフィニャック洞窟」の
マンモスの輪郭をまんまタトゥーします。
なんでも頭部は一番痛みを感じない場所とのことです。
会場ではタトゥー制作の過程もしっかり動画で見ることができます。
やがてマンモスに立派な体毛が生えてきます。
帽子を脱いだ頭部には確かに!きれいなマンモス君がのっそ、と立っていました。
この他にもアルゼンチンの洞窟「クエバ・デ・ラス・マノス」の
無数の手の壁画を足首に再現してみせたり、
月をお腹に転写して日サロで焼いたり、と
存分に体を支持体として使っておられます。
ネックレスは洞窟のつららのイメージとのこと。
中々にチャーミングな出来映えです。

P8220010.jpg

P8220011.jpg

P8220012.jpg

P8220013.jpg


今月4日からは東京新宿にて個展があります。
関東方面の方はぜひ起こしくださいませ。
宮川さんのお話も面白いですよ。
昨年のインタビューは →
http://www.tokyoartbeat.com/tablog/entries.ja/2014/06/hikaru-miyakawa-fleshing.html

「 cosmoscosmetic 〜 宮川 ひかる 」
2015.09.04〜09.16【 新宿眼科画廊 】






スポンサーサイト

Comment

非公開コメント

58カ国語に翻訳
English
お越しいただきありがとうございます

den

………………………………………
アート・ドキュメント・ブック・
ミュージック・演劇・ダンス・
朗読・時事・ひがみ・そねみ・
やっかみ・おせっかい…
などなどシッタカぶって書きちらかしては
自己嫌悪な日々をゆらゆらと
過ごしております。
「シッタカブリアンの午睡」
「デラシネ光合成」をこのたび一本化。
言いたがり、やりたがり、ノリたがりな
のんのんとしたブログにお越しいただき
ありがとうございます。
………………………………………

ここから、また…
最近の書き散らかし…
こんなこと書いてます
こちらへもどうぞ!