「 l o o s e 〜 本田 このみ 木版画展 」

Category : 現代美術シッタカぶり
とてもリラックスしたステートメント。
しかし、DMはいいです。
こういう丁寧な仕事をしている人は単純に信用してしまうんですね、
お会いしてもいないのに(笑)
表は作品、裏は作品と寸分の狂いもなくエンボスのラインが浮き出ていて
つい手でなぞり続けてしまいたくなる温もりがあります。

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とてもユルい感じのテーマ(でもこれは考えさせられます)と
作品に込める愛情のようなものがいい寄り添い方をしていて
見ている方が気持ちよくなる展示でした。
常々感じていることなんですが、
木版画は彫ったり削ったりの独特のストロークが
そのまま作品の「表情筋」になって
さらに刷りの妙味である「化粧」が加わり、
数ある版画の中でも、僕にとっては
ストイックさから解放されたカテゴリとして
受けとめてきました(勿論作家さんはそんなことないですが)
いわゆる「突き詰め感」のようなものが
他の版画に比べると直接的に反映しないのかな、とも。
「ルーズ」というテーマそのものは
昨今多い「いわれなき病的潔癖性」の真逆にある
楽観的な考え方や生き方として大いに共感しますし、
人の息づかいや個性が感じられるのは、
むしろこういった「小さな負」の部分や累積ではないかとも思います。
本田さんがいうように
「綺麗過ぎるよりは、少し汚い方が良い」というフレーズは
「頑(かたく)なさ」という強固なイメージに対して
「同じ人生ならラクに生きよう」というメッセージを含んだものとして
理解しています。
ふと思い出したのは「こだわり」という語彙がポジティブに解釈され、
事実そういった使い方をされている例が殆どであり、
実際は「気にしなくてもいいことを気にする」
「何かにとらわれて自由に考えることができない」などの
相当によくない意味であるということでした。
ある意味、潔癖と同義語のようにさえ思えます。
画面の中で「刷り刷り」された作品たちは
なんだかのんびりとゆったりと構えて
お客さんを待っているような風情でした。

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