「 青山 絵梨 個展 〜 ULTRA VIOLENCE 」

Category : 現代美術シッタカぶり
2015.09.22〜09.27【 KUNST ARZT 】

あ1

結局、青山さんはモノたちとの縁、あるいは触感、
もっと言えば、手を加えることによるモノへの一撃を通じて
価値感そのものを揺らがせる
「モノの変容」を検証したいのではないか、
などとシッタカぶります。
いつも普通に食べているバームクーヘンが
様々なカットによって、
その容貌を“定義づけている従来の概念”から
ほとんど破壊衝動に近い欲求の具現化によって、
いとも簡単にバームクーヘンとしての体(てい)を成さなくなる。
それは諧謔的というよりも、
もっと生理としての欲求に近いもののような気がします。
なんというか、性(さが)ですか…
そして異なる体をさらけだした「バーム何がし」かに対しての
やや憐憫の情や、結構いじり甲斐のあるアイテムだと
再認識したりします。

あ2

あ3

あ4

「セボンスター」はほとんど男子には通じない固有名詞だと思います。
カバヤ食品が販売している「おまけ菓子」ですが
大きくなってからのオトナ買いにはまる女子もいたりします。
72個のセボンスターのペンダントを
トップ部分とチェーンとに切り離した「分立させたペンダント」。
台の上に置かれたチェーンは
もうすでに勝手に作品として“視て”成立させてしまうほどに、
こんなにチープなのに強烈な素材性を放ちます。
トップ部分を単に並べているだけ、と考えれば
確かにその通りなんですが、
何なんでしょうか、この「作品感」は…
「攻撃的な対話」という岡本さんの言葉、面白いです。
明らかに作者の「完成されたものをちょっとだけ逆回しにする」行為と
「あるべきもの」としてしか認識されていない対象の
意外な姿に妙に感心したりします。
初めて8の字コースを走る
レーシングカーを買ってもらった小学生時代に
シャーシーに乗ったボディを捨てて
ボール紙で「未来のクルマ」を作って親に見せたところ、
とんだやぶ蛇でこってり叱られた経験を持つ僕にとっては
青山さんの「いじり方」に
ほんのりとした共感を覚えます。

あ5

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