「 栩山 孝 展 〜 鳥は自由である|鳥は自由でない 」

Category : 現代美術シッタカぶり
2015.09.29〜10.04【 ギャラリー恵風 1F 】

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僕よりも1歳先輩の栩山さんのプロフィールを見ると
1970年代に映像表現で活動を始められたようです。
80年代にミクストメディア、平面作品を中心に制作、
90年代には塩のインスタレーション、
以後様々な手法によって精力的に活動されている方です。
会場にいらした栩山さんはなんともゆったりとした和やかな雰囲気の方で、
長年この世界で表現活動をされてきただけあるなぁと
感じさせる魅力的な紳士でした。
従来から手掛けられているモザイクタイルの写真をベースにした
独特なブルーの平面作品に加えて、
今回の目玉ともいうべき飛行機の翼をモチーフにした
立体作品に真っ先に目を奪われました。

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丁度昨日或るギャラリー前に
クラシックカーが次々と搬入されている様子に遭遇でき、
周囲のオトナ(男子です)たちは
それこそ子どもになったようにはしゃいでいました。
栩山さんの翼はまさに僕たちに憧憬を抱かせてくれる造形でした。
「最近これ(溶接)を覚えてですね、どんどん面白くなってきて、
こんなん作ってみたわけです」と語る作家さんも
目元は子どものように輝いていました。
あえてシビアにシンメトリックにせずに、
なりゆきまかせのような、
そう、柔らかな風を受けながら飛んでいた現役時代から、
今はもう骨組だけになった構造物ならではの美しさに、
或る慈しむような風情が満ちていて、
この世界観は中々にソソルものがあります。
この造形物についた鉄サビをそのまま版画として納めた作品集は
左右で意味が逆になるような作家なりの
ロジカルでユーモアのあるものも展示されていました。
ブルーの平面と翼の立体との相性も、
どこか異国情緒をほのかに漂わせ、
見る人を温かな日向の心の中庭に誘ってくれます。
そして今なお、現在進行形の貪欲な表現欲求に支えられている
栩山さんにお会いできて、
素晴らしい刺激をいただきました。

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Comment

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展覧会をアップしていただきありがとうございました。
40年ぶりの京都の展覧会、新しい出会いに感謝します。
今回の作品は、自分自身もわくわくする内容で、楽しめていただけたようで
とても嬉しいです。
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den

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