「 窪田 順 〜 Earth 〜 」

Category : 現代美術シッタカぶり
2015.10.13〜10.18【 ART SPACE NIJI 】

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ちなみにアースと呼ぶのはヨーロッパで、
アメリカではグランドなんて言うらしいです。
いわゆる「接地」というやつです。
ステートメントにも書かれているように
人は歩きながら人体の電気を大地へ放電しているといいます、
と書いたところで、何か、シッタカは連想したようです。
接地 → 足が地につく → リア充。
フトドキにも見えるこの流れは、
しかしあながち外れてもいない。
つまり現代美術をそう見てもなんら問題は無いということです。
先の人体の話に戻りますが、
接地=放電はとても理にかなったものだそうで、
やはり人間は地球の引力によって、ひっついているわけで、
蓄積された体内静電気はある量に達すると放電されると言います。
そして静電気を貯めないことが健康につながると説く学者もいます。
僕はこのへんの電気工学的な理論はさっぱりですが、
窪田さんのギャラリーの幅いっぱいのサイズの浮かぶオブジェは
タイトルを見た瞬間に、
かなりのスピードでその「仕様」と「目論み」を理解することができます。
巨大なクッションのような、
パンパンにふくらんだ布団のような、
また最近だったら、超デカい「ランチパック」のような形状のそれは、
実は吊られているのではなく、浮いているのです。
中にはヘリウムが詰まった風船が80個も入っています。
紙製ですがニスを何度も塗っているので次第に重くなったようです。
真ん中から垂れ下がるアースは、
紅白によられた縄で日本人にとっての、
ある種の神聖で目出たきアイコンでもあります。
この展示の帰り道にふと思いついたのは、
戦後というキーワードについて、
何かをおざなりにしてきた日本人が
無意識下で大切なものを風化させてきたことに
今になって気がついたんではないか、というようなことでした。
このまま放っておいたら取り返しがつかなくなるのではないか、という危惧が、
ヒタヒタと無感覚だった人たちの心を静かに揺さぶっているのではないか、と。
それはどこかで「大地と交信“し続ける”」ことを
疎かにしてきた日本人が能動的に真摯に現実を把握することで、
まさに「リアルな危機感」を
しっかりと感じられるようになったのではないか、ということです。
もしかしたらこのきっかけは
未来の日本を変える大きなエポックとなるやも知れません。と、
話がだいぶ逸れましたが、
つまるところ人類は地球の所産(の、ほんの一部)であるということ、ですね。

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