「 小林 一彦 展 」

Category : 現代美術シッタカぶり
ウゾウムゾウ

シッタコトカ

フンダリケッタリ

2015.11.10~11.22【 アートライフ みつはし 】

正面にかかる4m×2.5mの大作「ウゾウムゾウ」の魑魅魍魎ぶりは、
やや暗くなった夕餉時、際立って眼に飛び込んできました。
小林さんの作品は失礼ながら初見でした。
全く年齢を感じさせないほどに画面からほとばしるような、
うねりとざわめきに心底、驚きました。
淡々とした表情の小林さんですが、
長年の画家生活の中で積み上げてきたものを表現するというよりも、
常に現在形のスタンスをお取りになっているなぁと感服。
韓国での個展作品を見せていただきましたが、
これも中々にエッジが効いていて、
投げかけるテーマもナイフのように鋭いものでした。
その時の作品に一環して通低している
「弱者はなぜ弱者と呼ばれるのか」という話は、
実は今の世の中を構成している要素を考える時に
とても重要なキーワードになります。
マイノリティであるか否かが
無論「絶対数」だけの問題でないことは周知のことですが、
人間の心の闇に潜む他者への眼の向け方やそれに伴う世界観、
またマイノリティと呼ばれる彼らの存在と、
合理性が優先する社会との関係性など、
帰り道でずっと考え込んでしまいました。
それほどに強烈な印象の作品ばかりでした。
今回の作品はそれぞれに「ウゾウムゾウ」「シッタコトカ」「フンダリケッタリ」と
直球なタイトルでつい、にんまりとしてしまいました。
あばら骨が見える犬は、その事実を悲観するどころか、
増々凶暴になっていき、人間たちも負けず劣らず闇をさらけだして、
くんずほぐれつ、です。

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