「 ムラギしマナヴ ~ 世界を売った男。」

Category : 現代美術シッタカぶり
第1部:2015.10.24~11.15
第2部:2015.11.21~12.11
【 MORI YU GALLERY 】

「致し方ないドハマり」というのが稀にあって、そういう作品に面と向かった時に沸き上がるのは、なんというか僕にとっての歓喜、祝祭に近い感覚なんです。だからもう言葉は要らない、と言っても紹介というミッション(誰も頼んでない)という成り行き上(どういった?)アップします(期待されていないがね)。ムラギしさんは京都造形芸術大学の前身であった芸短で映像を学ばれていた方です。かなり大きな作品が4点ほどありますが、何しろ良いのは、混沌としていないんですね。どこかに秩序めいたものがあるから、見ていて困惑という疲れも、作意を読もうとかいう配慮もそこには存在しないほどに作家の等身大な感覚がはっきりと伺えます。僕などはギャラリーの引き戸を開けた瞬間に、チリチリとした微細な電流が体じゅうを駆け巡り、ギャラリーを後にするまでのひととき「持続される快感」を体験しました。なんか、もう作品を見た時に僕の中のバイメタルが作用してスイッチが入ってしまったという感じです。モチーフの凄まじさをなだめるがごとくの構成力、そして色彩の妙。バランス感覚にかけては相当に長けた方です。でも、しっかりファンキー! これは稀に見るセンスじゃ!とひとりごちてしまうほどにハマりました。まいったなぁ、もう!という感じ?ですか。映画、音楽のお好きなムラギしさんの引き出しの中からいろんなネタが勝手に飛び出して、作家はそれをうまくコーディネートしながら、しかも丁寧に筆を置いていくんですね。構成力と申しましたが簡潔にはデザイン力と置き換えても良いと思います。得てしてこういう画風は「多面的な自己」の表現の一環としての「わかるかい?オレのこと」的な押し出しの強い、ある意味であざとさの伴うものが多く見受けられるものですが、この作家さんは違いますね。実にあっけらかんとしている。この方が全面的に受け取った文化的側面を臆面もなく散らかしてなお、しっかりと作品として成立している、この感じがたまらなくいいんですね。過去の作品、例えばコラージュであったらそれをドローイングとして“ダビング”し、最新リミックスとして提示したり、映画のワンシーンを素材にしたり、ロックの黎明期を体験してきた僕にもわかるひとつの「ノリ=グルーヴ」がこれらの作品に通低しています。思わずギャラリストに「こういう風に生きたい」などというフザけたフレーズを吐いてしまったシッタカでした。ちまたのカフェのオーナー様、こんな作品をお店に置きませんか?などと無責任に思わせるほどに、僕には「旬」な出会いでした、ハイ。

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