「 意識のスペクトル ~ 泉 洋平 」

Category : 現代美術シッタカぶり
泉洋平

2016.01.08~01.24【 gallery PARC 】

6年前の初見から泉さんの作品から伺える、或る種の執着=泉さんが愛してやまない見立て=制作理念=泉さんの希求するもの=そして帰結すべき造形というものを強烈に感じていました。過去に見たことのある作家さんのレビューを自分のブログで検索する、ということは必ずしていますが、今回の展示で感じたことがそのまま、過去のブログの内容と一致していたことに我ながら驚きました。読みながら一字一句「その通り」とひとりごち、不思議な感覚をおぼえました。DMを眺めながら想像する時間というものは、どんな展示に於いても楽しいものです。そして今回のような「裏切られたスケール感」という展示に出会う時、改めて作家の制作スタンスについて感服するのです。泉さんの作品は僕にとって「視覚が作品全体を把握できる範囲でのパッケージング」というスタイル(もちろんギャラリーの容積に大いに関係することですが)という印象を勝手に持っていましたので、この、外光のみならず、階下の街並み、往来する人々を借景に繰り広げられる「泉世界」についての驚異的かつ刺激的な気付きとは、おそらくは鑑賞者に光の存在、光が成し得るもの、さらに明快なのに不可解でもある光の正体が1400本ものテグスによって呼び起こされることに起因すると確信します。6年前のレビューにもあった一文の「ユークリッド原論で言うところの、線とは幅を持たない長さである、という定義」が光を得る=感知することによって、希有な線を表出させるのです。しかも鑑賞者の位置によって、その姿は幾様にも変化します。以前の作品にあった「同化するものから探し出す、隠れているものから見つけ出す」といったテーマから、作意を越えた一つの「現象」とも言うべき光がトレースするかの如く光景を作り出したのです。だから画像はたったひとつしかアップしません。全体像は実際にあなたの目で視て確かめてください。一つの固定点から放射状に伸びる、負荷されるテンションが放つ一本一本のスクリーンがあなたに見せる光景は、ここにある宇宙を深く静かに認識されることでしょう。この24日までの半月間、ぜひあなたの網膜に心地良い覚醒を!



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