「 堀尾 貞治 展 ~ あたりまえのこと ~ 四角と不定形 」

Category : 現代美術シッタカぶり
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2016.01.12~01.24【 ART SPACE NIJI 】

共感の速度、ということを考えたりします。全幅で共感してしまうということに言葉が不要であるということも堀尾さんの作品を見るたびに思うんですね。よく堀尾さんの年齢と制作との驚異的な関係性を耳にしますが、結局これほどに「あたりまえのことをしていけばあたりまえになくなる」ということに僕たちは,改めて、というか新鮮に気付かされるわけで、これは熟達とか老練とかではなくて、いかに表現者として “あたりまえ” に正直であるか、またどれほどに愚直であるかということではないかと思います。壁一面に貼られた黒いスクエアは額装時に出て来る要らない部分です。とこどどころ抜けているのは買い手がついた(というほどの大げさな値段でないところもクスっとします)ということで、オトナ買いする人も居るんだとか。それも実物も見ないで。ここも面白いですね。向いにはランダムに配置された木片たち。いろんな表情であっけらかんと金具でぶらさげられています。つい先頃見た(この方の展覧会数にかなうアーティストは居ないと思います)のは同じ重さに作った金属のオブジェでした。それぞれに「さまになる」のは、まぎれもない堀尾さんのセンスなんですが、どの作品にも共通していえるのは先の「共感の速度」の逆算で「制作の速度」をビシビシと感じるんですね。思いついたらパパパっとやる。多分、留まらない、止まることで動脈硬化していくことが嫌なんだと勝手に憶測したりします。横の壁には段ボールの支持体に贈答品とかのパッケージを展開したものを貼った作品。これもキチンと「共感の速度」を感じさせるものです。嫌な言い方を承知で言わせていただくと「ソツがないのにアクがある、アクが無さそうでモノ申す」感じ。でも根本的に攻撃的であるとかネガティヴであるとかのイメージがどこにもないのは、堀尾さんが生活者としてのアートを実践しているからではないかな、などとシッタカぶったりします。クスリっとくる、日常のアートなクスリ(シャレではなく)、それが堀尾さんの作品のような気がします。成分ははっきりとは記せません(笑)が、じんわりと効きますよ。

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