「 KAC SHOWCASE / Theater 」

Category : パフォーマンス見聞
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◆ 藤原大介(劇団飛び道具)「タバコの害について」
◆ 田中 遊「スタンド・バイ・ミー」
◆ 広田ゆうみ + 二口大学「いかけしごむ」

2016.02.12〜13【 京都芸術センター フリースペース 】

開設15周年記念事業として京都芸術センター主催の「 ART FESTIVAL バラエティボックス」が2月5日を皮切りに1ヶ月間発表されます。そのうち制作室を創作の場に使用する5組のアーティストによるショーケースが開催され、一発目の「Theater」に行きました。チェーホフの短編の「タバコの害について」も田中遊さんも、全く内容も芸風も当然異なるんですが「小さな普遍性」ともいうべき「ごくごく、しばしば、ときどき、訪れてくる小さな「独り言」が見え隠れします。タバコの害という講演なのに、いつのまにか奥さんについてのボヤキになっていたり、通勤列車内での“肛門をしっかり閉じねば”ならぬ状況ライブである田中さんの「スタンド・バイ・ミー」は一人芝居に限りなく近いのに、そこに「復唱装置」(簡単に言えばiPadへのアプリなんですが)を用いて「呼応し、叫ばんとする己の肉体」を軽妙に、かつ危機的に演出してみせ、決して「高尚にしない」という命題を課したかのように演じました。もちろん、脂汗をにじませる展開になると、僕などは(結構みんなも、ですか…)思い当たる節がリアルな感覚となって、自己暗示にかかりそうになりました。後半は「他人の不幸」の痛快さが逆流しそうな笑いがドカンドカン! さて別役実原作の作品を多く朗読されるお二人、広田さんと二口さんの「いかけしごむ」は中心となる語り手の女と突然現れる男の奇妙な会話劇ともいえるもので、マトモな女が実はヤバかったり、ヤバそうな男が、実はマトモだったりと、こちら側の憶測を見事に裏切りながら全体を通して、実に「クールな暗たんさ」が静かに流れて行く風情がありました。三様の短編、合わせて2時間弱。しかも来週のDance編(MuDA、男肉 du Soleil)も含めてなんと前売1500円(!)とはジャパネットも驚きの価格で提供いたします、ってなもんです!
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