衣服造形七月七日会 五周年特別企画「本の衣服 展~限界芸術45人の感動」

Category : 現代美術シッタカぶり
2016.01.16~01.30【 GALLERYGALLERY 】

究極の断捨離がミニマリズムなら、とっくにあきらめているのが我が書斎の現状。天井までの本を捨て去る気配など微塵も無し。かつての新婚当時、一面の漫画本の壁に来訪の面々は呆れて、引いた。もっと僕に決断力があったらと、清々しいほど何もない他人の部屋の写真を見ながら、そんな自分を恨めしく思ったりもする。さて、本に着せる服。あえてカバーとか容れ物とか言わない。「本の衣服」って言い回し、いいですねぇ。本なんて、物理的に申せば、とどのつまり四角くくてそこそこの厚みがあって、パラパラめくる印刷物の集合体。だが、これは文庫本というダウンサイジングや、飛び出す絵本に見られるトリッキーな仕掛けがあろうと、なかろうと、もしかしたら一冊のそれに出会うことで人生の指針を定めたり、ページを涙で濡らしたり、反省したり、奮い立たせたり、希望を得たり、同時に失望したり…と、めくる音までもが愛おしい「話し手」であるかも知れません。読み手は聞き手であるということです。本なんて一冊も読まなくても生きていけるし、何万冊読んだって、一銭にもなりゃしない。でもね本棚に並んだ背表紙を見ていると、自身が当時にどんな気分でいたのかがわかるんですね。これ結構大事です。さてさて、限界芸術については検索していただくとして、45人の様々な生活者が、マイフェイバリットとしての、一冊に着せる素材と形状と、何と言っても、それぞれの「思い入れ」を込めた作品を一堂に介して展示しています。七月七日会という眞田岳彦さん(造形家、女子美術大学・大学院特任教授、東北芸術工科大学客員教授)が主宰するグループ展で今回で5回目になります。で、今年のテーマが「本」なんですね。思い入れというのはある意味、そこに解釈度・解釈差という妙味を生み、またそれによってできる造形によって、作者と本との関わりを洞察する面白さも派生させます。本を読むべし!などと声高には叫びませんが、こういう展示を見ることで、本という媒体をもっと身近にしていけたらいいなぁと思いますよ。

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