「 未来の途中のリズム ~ 美術・工芸・デザインの新鋭10人展 」その4

Category : 現代美術シッタカぶり
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出展作家|香川裕樹
2016.01.12~02.27【 京都工芸繊維大学 美術工芸資料館 】

香川裕樹さんはほぼ2年前、ヴォイス・ギャラリーでの「配置と放置」が初見でした。ご本人も居られていろいろとお話させていただいたのですが、もう僕にとってはど真ん中で、言葉を使おうとすると作品の鮮度が落ちてしまうようで「いいですよねぇ」ばっかり連発していた記憶があります。拙ブログでも切々と(笑)その辺を語っております。読み返してみてもその感想は全く変わりません。どころか、この展示を見て再燃してしまいましたね。物に価値足り得る充足を求めるのは「満たす何か」であることは間違いないのですが、こうした「役立たず」が作家によって構成されることで本来の機能を剥奪され、廃棄されたカタチどうしをレイアウトすることで「キチンと」作意が伝わるというのは、僕にとっては強烈なシンパシーを抱く対象であっても、理解できない人には何のことかわかりにくいと思います。僕はブログで「毅然とした混沌」「鍛錬された放置」という言葉を使っています。ここにあるものはほぼ「置くだけ、乗せるだけ」です。確か去年の時のお話ではどうしてもくっつけたい時には粘土を使ったと。それもわざとはみ出すように。つまり物と物との間に粘土を置いた、という解釈です。どの時点で「作品を完成」と見るか、についても勿論香川さんの判断に委ねられています。大学で空間演出デザインを学んだ香川さんが、物が占有する部分と周囲の空間差を直感的に表現したものという記述もブログにありますが、これを「間」と捉えると途端に溶解していくんですね、作品についての見方が。今回は制作中のビデオ動画もしっかりと見る事ができます。実は香川さんへの共感は僕自身の生活の一端に繋がっています。ガラクタで一杯の部屋ですが、近頃は「飾る」という認識から「構成」するという方へ徐々にシフトしています。置き方に何かしらの意図を反映させようという魂胆ですが、家人からはほぼ相手にされていません。まだまだ物への深い洞察が足らないのかもしれません。精進、精進…(笑)

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