「 K H E P R I / ケプリ ~ ・木山 恵莉 個展 」

Category : 現代美術シッタカぶり
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2016.03.01~03.06【 KUNST ARZT 】

タイトルの「ケプリ」とは聞き慣れない言葉ですが、古代エジプトのスカラベ(糞ころがし)の姿神のことです。なんでも糞の玉をころがす様子を太陽が天空を東から西へ運ばれる姿になぞらえたもので、神聖な昆虫だったんですね。古代エジプト人は時間によって太陽に色々な名前をつけていたということで、ちなみにケプリは昇りはじめる太陽です。木山さんは過去にギリシャ・ローマ神話にまつわる連作を発表しており、髪を蝶や昆虫になぞらえて造形しています。今回は実際の昆虫見本を素材に実に不思議かつ蠱惑的な世界を展開されています。女性の髪を素材、あるいは造形の一端とした作品は様々にあります。木山さんの言う「役割を越えて髪の持つシンボリックなイメージ」というものが厳然とあって、ひとは暗にミステリアスなエピソードを求めたりもしますね。この感覚を写真表現にシフトしていく過程でもちろん演出は欠かせませんし、こういう写真は肩のラインや首の傾き、鎖骨の見え方などに目が行くものです。つまり全体のバランスですね。そう言う意味でも木山さんの作品を見ていると、過去にデザインという仕事ゆえ、写真と多く関わってきた僕の目から見ると、コマーシャルな部分も見え隠れします。そういった意図も感じられるスマートな表現、展示です。隣室には脊髄模型に張りついた280匹のヤマトシロアリといった風情のインスタレーションの展示もあって、ちょっぴり刺激的なビジュアルです。このシロアリも3Dプリンターで作ったもの、ぬめっとした質感もしっかり再現されています。帰って画像みてみたら、このへんうまく出てません、すいませんでした…一本の照明によるシルエットは見事にモスラそのものです。昔から成安造形大学 写真クラスはグループ展、個展に関わらず面白いものが多く、注目していました。


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