「 inside 〜 札本 彩子 個展 」

Category : 現代美術シッタカぶり
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2016.03.15〜03.20【 KUNST ARZT 】

口の悪いひとが言うには、犯罪は欧米並みに凶悪で、食の信用性も中国並みに失墜しているのが(ちなみに中国の方々は自国で全く信用していない3つのうち、ひとつは食品をあげています)いやもっと言えば、そこに未来の日本を見る気がするというのは、あながち傍若無人な発言でもないのは日々の事象をつらつらと見ている私たちには充分すぎるほど、実はわかっていることなのかも知れません。あまり口には出したくありませんが。さて話は変わって、札本さんは精華大学の造形学科を卒業された方で、今回がどうやら初個展のようです。細い階段を上がると(このギャラリーは視覚的に徐々に実体に近づく感じが好きなんですね)壁一面には80個の「のり弁」。奥の部屋では札本さんがセブンイレブンの弁当工場でアルバイトした時の制服そのままに公開制作(最終日まで)を行っています。壁から突き出た牛にどんどん食品彫刻が「添加」されて、やがて本体が喪失していく、というような「食材→加工→製品→食卓」の欲望なすがままの現在を象徴するような作品になっていくものと思われます。注目するのはそのひとつひとつのサンプル(ついそう言ってしまうのですが、これはサンプルとしてではなく彫刻造形の集合体であります)の精度、密度、つまりとんでもなくクオリティが高いのです。食品サンプルは独特の制作法があって、もう日本たらしめる技術として広く紹介されていますが、ここでの「危険なシズル」は普段の生活の中に潜む「食の魔物」を彷彿とさせるほどに、ある意味比喩的で食品サンプルにはない「薄気味悪さ」のようなものが漂っています。過去作品の小学校で廃棄される給食が階段に散在しているインスタレーションも、静かですが強烈なメッセージが込められています。こうした創意のベクトルがはっきり見てとれる作品を見ながら、では自分は何を思うか、ということを考えるに、やはりビーガンにも天然由来しか食べないひとにも絶対になれない我が身の不断さとささやかな欲、カラダに悪いものほど旨いのだよ、などとひとりごちる、卑しいワタシが見えるのであります。※尚会場では期間限定、売り切れゴメンな超レアグッズ「coco壱のカツアクセサリー」も販売されております。皆様必見の展覧会です!

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