「 M O R P H 」杉本 憲相

Category : 現代美術シッタカぶり
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2016.02.27~03.05【 元・立誠小学校 】

この展覧会は3つの大学(東京藝術大学、京都市立芸術大学、金沢美術工芸大学)より集まった現役美術大学生有志によるものです。2回目のご紹介は杉本憲相さん(東京藝大大学院在籍、金沢美術工芸大学日本画専攻卒業)です。(とにかくアップ待ちのレビューが溜まってきました:汗)杉本さんはこの展覧会の企画者であり、会場でいろいろとお話が聞けました。杉本さん曰く「いわゆるイメージを最優先に浮き上がらせることに重きを置き、美術作品というような設えはしたくなかった。例えば幅のあるカンヴァスとか、という意味で」とインタビューにもありました。ですね、これは「美術素材」的ですね。シンメトリックな作品が多いのも、主題のベクトルを明解にしたいということかも知れません、例えば宗教的な。「僕らはその旅に魂の旅をする」という名のインスタレーションですが川に見立てたブルーの生地に棺状のオブジェがあり、動画からは「I」と「Be home」という子どものような声がエンドレスに流れています。奥の二枚の絵はユートピアとディストピアを象徴している島です。杉本さんから教えていただいたアルノルト・ベックリン「死の島」を検索して、とても興味を覚えました。またひとつ賢くなったような(笑)例えばSNSに代表される「確かな選択」と「不確かな検証」という相反する反応を見ても、例えばデモに参加するにせよ、昔ならおおぴっらに口にせず、内緒で行動していた人もTwitterやfacebookで「不確かな共有感」を抱えて参加したりします。しかしどこにも確証はありません。「どっちか」という選択を脅迫的にとらざる得ない今風の疑似コミュニケーションのようなものに興味を持たれています。問題は多くの人命や災厄に関わるものなのに個人的にはワンクリックで「何かを表明する」といった空虚で実体の伴わない感覚に陥っているのかもしれません。この川を流れる棺が一体どちらへ行こうとしているのか…

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