「 清藤 隆由 展 ~ B u d s 」

Category : 現代美術シッタカぶり
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2016.04.05~04.10【 KUNST ARZT 】

清藤さんの作品を最初に拝見したのは5年前。今はもう無いギャラリーで、妙な言い方ですが明らかな陶芸でした。かと思えば金属の巨大オブジェも作られる清藤さんはいわゆる造形家です。2年前の作品もギャラリーのスペースを圧倒するような存在感を放つシリーズもので、いっぺんで好きになりました。この方の仕事の一端にポートレート・スカルプチャー、エラいひとの彫像制作があります。個展で発表されるような作品と対極にあるように見えて、その実、テクニカルな面は勿論のこと、対象を掴まえる感覚的な鋭さは、やはり如実に反映されているような気がします。ご本人から「落書き」と称される作品は、制作過程そのまま、つまり練り込んでカタチを決定するというものではなく、2メートルの粘土に手当たり次第に棒を刺し、ぶつけ、殴り、ひねくり、叩き、引っ掻き、突っついた、その痕跡をそのままFRP樹脂で固めた後に掻きだした、無作為な造形でした。空洞化した中は人ひとりが丁度入れる空間があって、実際に収まってみると、どこかへ連れて行かれそうな奇妙な感覚に陥ります。清藤さんは作品についてあまり多くを語りません。むしろ観客の反応をちょっと離れて楽しまれているように見えます。この筒状の大作も外観は工業製品の歪んだ成れの果てのようにも見え、今現在の状況を考えるとメッセージ性の強いものに(勝手に)解釈されそうですが、当の作家はあまり頓着されないようです。なんせ落書きを立ち上げてみたら、こんなものになったよ、面白いだろ、といった飄々とした雰囲気の方です、カタチを造ることが本当に好きで楽しんでされている、そして尚、独自の世界観をお持ちで、それは少年の好奇心に限りなく近いものです。見てみたい、触ってみたい、作ってみたいというアレですね。全てはそこから始まるよ、と囁かれているような…

清藤さんのHP → http://kiyofuji.com/kiyofuji/Welcome.html

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