「 うつろうひび たそがれごはん ~ 行 千草 展 」

Category : 現代美術シッタカぶり
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2016.04.12~04.17【 ギャラリー恵風 1F 】

以前、別なギャラリーでのグループ展が初見だった行(ゆき)さんですが、すっかりファンになってしまいました。パスタと言えば行さん、という感じなのでしょうか。とにかくフードネタなんですが、お話を伺っているうちに、支持体に選んだドンゴロス(ドンタコスではありません)への筆致が(というか、これは行さんの必然なんですが)食べ物の持つ或る種の艶かしさのような質感に絶妙にマッチしてるんですね。そもそもドンゴロスを使う理由は、通常のカンヴァスではあらかじめジェッソなどが施されていますが、行さんはその部分からオリジナルな地塗りを考えていたということからだそうです。しかしドンゴロスはご存知のように麻袋の素材で目が粗いので、絵具が吸い取られてしまうという難点があります。つまり行さんの画風である「こってり感」は何度も色を置くことで生まれたものだったんではないかとシッタカぶります。コクのある画面ですがモチーフの面白さばかりに目が行くと肝心な「絵の巧さ」を見過ごしてしまいます。今回は作品の内容そのものに広がりを持たせたいと、ひとつのモチーフから派生していく要素を同じ画面に描き出すという試みをされています。抽象的であることの「とりとめの無さ」から「画面上にある様々な要素が互いにリンクしたりシンクロしたりする」面白さ、です。テーマ、ですね。そういうものが絵そのものを支え、また観客の想像を喚起させるわけです。お話しをさせていただきながら、行さんのフリーフォームな思考回路は今後、いろいろなところで様々な作家さんとコラボしつつ、実に「行さん的考察・洞察」(例えば梅田スカイビルに映る帯状の光がパスタに見える、とかの)のもとに食を巡る宇宙の旅へ私たちを誘(いざな)うことでしょう。

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