「 ダニエル・ケリー 展 ~ With a little help from my friends 」

Category : 現代美術シッタカぶり
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2016.04.05~04.10【 アートギャラリー博宝堂 】

その一枚のDMに描かれた水彩の裸婦像に惹かれ、いそいそと画材店の二階へ。日本人版画家に師事した京都在住のアメリカ人画家の2010年発刊の作品集の序文はよしもとばなな、でした。中を覗いてみると作品制作中の写真も多く、かなりオープンな内容になっています。とにかく数十点の裸婦作品はショック、でした。一気に描き上げられた一瞬のシーンを想起させるほどに筆が生きています。これは大変なことです。作品名は全て女性、それも東洋人、日本人のものでかえってストーリーをイメージさせて、中々にうまいネーミングです。それと2m20cmの油画の女性。会場のどこに行ってもその大きな目に見つめられます。その筆力には唸ります。「TSUNAMI」という作品は立体コラージュ作品ですが、様々な和食器がランダムに置かれていますが遠目に見ると、これも大きな器になっているという凝ったもの。渦を巻く日本文様にTSUNAMIを連想させ、さらに無情に流され行く家々をも思い起させます。日本人にはフツーに見えているモチーフがこのようなニュアンスでモチーフになるということに目からウロコ。天下一品ラーメンの作品もお茶目です。でも、やっぱり2000点以上ある作品から、この個展のためにチョイスされたという裸婦は素晴らしいの一言。声が出ませんね、こういうのを見ますと。美術大学の学生さんや若い作家さんに是非見て欲しいですね、と言うと先日は学校の美術の先生が生徒を引き連れてお見えになりました、と。もう言葉は要らないから、画力が滲み出る実物を見ること、ですか。

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