「 山邊 桜子 個展 ~ b o u q u e t 」

Category : 現代美術シッタカぶり
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2016.04.05~04.10【 ギャラリーいのくま亭 】

3週間に亘った個展、最終日、滑り込み、作家さん在廊。4年前の京都造形芸術大学の卒制では120号×4枚という超大作を展示。言うなれば特に京造の卒展はとんでもサイズな作品が毎回結構見受けられます。こういう時にしか描けませんものね。さて、こういう作品、抽象画というとカテゴライズされた感じ、つまりインデックス的に「分類」された印象があって、もうそれだけで腰が引けたりする人も居ると思いますが、常々、作家さんとお話しさせていただくと「ここに行きついてからが始まり」なんだなぁと強く感じます。いわゆる葛藤ですね。対象との同化、というと恰好付け過ぎかも知れませんが、要はそういうことです。筆=色を置くという行為に自分の存在や意志、主張を重ねているわけで、最近とみに抽象画が面白いなぁと思えるようになったというのは僕にとっては衝撃的な収穫なんですね。山邊さんも変遷の渦の中に未だ居るわけでこれからどんどん変化していくのでしょう。ポートフォリオを見てしみじみと思います。まず支持体全面に油絵具と水を合わせたものを流していく。勿論或る程度のコントロールは必要ですが、ここが画面の基本的な構成の最初、ベースとなります。それから指とナイフで色を置いていく。過去の作品では無秩序な構成とも言える奔放なパッションに満ちた衝動のようなもの、各都道府県を取り出して色彩によるカタチを表したもの、風景画のようなテイストのものと様々な作風が見受けられました。そしてタイトルにある「ブーケ」というニュアンスのもとに、誤解を恐れずに言えば或る種の「まとまり」のようなもの、テーマに沿った画風に落ち着いて来たという印象です。色を置き、削る。色彩によるエッジ。彫刻とみまがうほどの肌触り。そして過去になかった求心的な構成。複雑に見えて実はとてもシンプルに考えよう、描こうとしていることが作品を通して見えてきます。そしてまたここから始まる絵というものがあるわけです。

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