「 栗田 咲子 展 ~ たまたまをしこたま 」

Category : 現代美術シッタカぶり
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2016.05.03~05.15【 gallery morning 】

栗田さんのここでの前回個展でもご本人に会えず終い。
初日の今日、お話しできました。
DMのメインビジュアル。
滝の前で手を取り合って踊る(ような)お二人の女性。
これに正直参ったのでございます。
このシチュエーションは予定外の栗田さんの
その場ガチンコディレクションあってのものだったようです。
滝の持つ神妙な効果と手前で無邪気な二人とのコントラスト、と言うか、
組み合わせの妙が多分栗田さんの魅力そのものだと思います。
しかし!絵が巧い!(こういう表現は得てして素人のものです、ハイ)
だから、物語がキチンと成立
(作家自身はなんとなく、あえて、そんなにしてまで話を形作ろうとは意識していなさそうです)
してるんですね。
僕たちはそこでゆっくりと遊んでいけるわけです。
絵が巧い(なんと陳腐な表現)から余裕がありますね。
コミカルな表現(例えばイラストに限りなく近い描き味)から
動物の息づかいや仕草までを正確かつ熟成された筆触で表すあたり、
もう感服を越えて憎いくらいです。
画面は素のままですから当然のように「白色」が活きる。
ヴィヴィッドな色が背景の素のテクスチャーとの折り合いを絶妙につけながら、
登場するキャラやタイトルの可笑しみがそこに加わると、
もう完全にお手上げです。
こうして巧いひとが、
巧いだけで絵を描かないということへ行きつくまでの紆余曲折なぞ、
こんな素人にわかるはずもありませんが、
それにしてもそれぞれの画面から、
ほのかに立ち上るペーソスのような、
それでいてシリアスにならないこの世界観は何なんでしょうか。
それは栗田さんが身構えずに、
硬縮せずに、事象に身を委ねているからかも知れません。
この絵、この作家のトリコになる人はかなり居ると思いますよ、
ええ、想像以上にね。

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