「 About the Boundary Line ~ 阪本 結 個展 」

Category : 現代美術シッタカぶり
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2016.05.17~05.22【同時代ギャラリー 】

僕にとって、新しい絵に出会う楽しみ、それは未知なる愉楽の入り口。
こういう絵、ああゆう絵、そういう絵。前に立ち、
しばし眺めつつ、フムフムと。しばらくすると、絵が動き出す、ユラユラと。
絵というのはそういう力を秘めているもんなんですね。
前にもここでアップしましたが、
風景を描くということは風景というものを
「いかに取り込むか」という命題に常に晒されているわけで、
完成された風景画には作家の或るフィルターを透過したものなんですね。
ですから表現しようとする性(さが)とも言うべき脅迫観念によって
窮屈に変換された風景画というものもあります。
あくまで私感ですが。

さて、崎に述べた「動く絵」が正に阪本さんの絵です。
それは阪本さんが書かれているような「風景画は物の集合である」という見方から、
ではそこにある境界とは何か、というテーマに基づいておられます。
しかしこの画面では何層ものレイヤーが
カンヴァスを覆い、僕たちはその向こうを見透かすことが困難です。
その“見えにくい向こう側”を見ようとする観客の行為が
画面に動きを与えているのではないかとシッタカぶります。
複眼的な視野で重層的な作風はかなりの手数が入っています。
油画の上からさらに油性色鉛筆やコンテで
あえてエッジを相殺するような描きっぷり。
他人のエリアにそっと入って覗き込んでいるようなドキドキ感も。
僕にとっては“お初”な作風。
だからギャラリー巡りは中々止められないのです。

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