「 古野 恵美子 展 」

Category : 現代美術シッタカぶり
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2016.05.10~05.22【 ギャラリーa 】

その絵を見て、画材、描き方、肌合い、ディテールなどについて
先入的に感じ入るよりも、
まずその「描かれている情景」そのものに注視され、
釘付けになりました。
絵そのものはソフトな印象なのですが、
放つメッセージは至って鮮烈に“見えました”、
というのは実際のタイトルはそれはそれは前向きで、
決して不穏、悲痛、悲哀としたものではなかったのです。
作家さんに問うと「絵には決してそういうものを求めないし、
それを表現したいとも思わない。
ただ人間の在るべき姿や未来へ向けてのささやかな希望を込めている」とのことでした。
これは実に“うがった”僕の見方によるもので、
社会的な問題やそれに準ずる事象、やりきれなさや
暗澹たる心持ちを反映したものなんだ、という安直さを実感しました。
全ての絵に共通しているのは「群像」であること。
人は一人では生きていけない、そこに共生の意義を見いだし、
多くの知恵が集まればどんな困難も克服することができる。
そんな風に捉えるとどの絵も違って見えてきました。
でもどこかに寓話的な示唆も垣間見えます。
以前ギャラリーなかむらで拝見した絵だと思ってましたが
間違っていたら失礼なので、やんわりと質問してみたら、
やはりそうでした。
その時は抜けるように気持ちの良い青天の下に集う小さな群像でしたが、
今回はどれも曇天です。
これは明日は晴れるであろうという希望的観測を含めたものなのかなと、
再度うがってみました。
どんなに小さく描かれていても一人ひとりに表情を伺い知ることができるくらい、
丁寧な描かれぶり。とにかく色々なことが脳裏を巡り、
想起させ、喚起させる、中々に “尾を引く” 素敵な作品でした。

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