「 もうひとつの森 」

Category : 現代美術シッタカぶり
2016.05.17~05.29【 gallery morning 】
大森 翠/北中 且子/中津川 浩章/関根 勢之助

目の前にある事象、現象、具体を描くひとの真逆、対面に抽象画がある、
などとは思いません。
真ん中(それがどういうラインかは中々断言できなのですが)で折ると
合わせ鏡のように、どちらも同じなのではないか、
などと至極乱暴な、いやもしかしたら抽象こそが
心性を表現できる方法なんだ、と
最近、そんな事ばかり考えています。
というのも僕自身が抽象画を苦手としてきた節があったからです。
でも、今は、そう、加齢楽しけり、と。
会場にいらしたオシャレな大森さんとしばらくお話しさせていただきました。
なんでも相当な方向音痴とのことで、
そのへんも作品に反映されています。
格子状に挟まれた三枚仕立ての大作などは色目のセンスもさることながら、
そのあっぱれな構成力、豪快とも思える大胆さの中に垣間見える
不穏因子が、自己矛盾をささやかに自嘲するかのようで結構クール。
小品のやはり三枚仕立ての作品も、
手の込んだコッテリとした肌合いで、
やはり色彩について抜きん出ておられますね。
「色は作る」と言ってました。
いつも思うんですが画家にとって「色」の解釈ってまちまちで、
そういうところも楽しめる要素ですね。
入り口の枝垂桜の作品も軽妙なのに、
床の間に飾ってみたい風情があって素敵です。
スピーディーなのにピタッと決まっている。
緩急の折り合い、というのかな。
若々しい画風同様、ご本人はシュッとした、
お話しぶりも素敵な方でした。
北中さんは印刷物などを貼り合わせてベースとし、
絵具を重ねて引っ掻いて、また色を重ねてを繰り返しながら
有機的な線を画面に立ち上らせます。
意図を越えた色合いと踊るようなリズム、
疎と密の絶妙な構図がまたいいんですね。
詩を感じさせる作品です。
もうひとり中津川さんは次々回に個展があるようなので、その時に。
2003年に74歳で鬼籍に入られた関根さんの作品も展示されています。

いろいろと、もっともっと、たくさん、知ることがありますね。
画像は1、2、3点目が大森さん、
4、5点目が北中さん、
6、7点目が中津川さん、
8、9点目が関根さんの順です。

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