「 思い出したくないことのひとつやふたつ ~ 岩田 綾 個展 」その1

Category : 現代美術シッタカぶり
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2016.05.24~05.29【 KUNST ARZT 】

いろんな話、突っ込んだ質問にも快く応えてくださった岩田さん。
齢(よわい)62年も生きていると、
それこそ永久に封印したいことの百や二百はあります。
ここで岩田さんご自身のエピソードは公にはしませんが
(勿論プライベートなことなので)
その重箱の隅にカチカチに固まった食べカスを掘り堀りしながら、
こうして作品に反映させていることは、
観客としてはそれもまた作家性というものであり、
僕としては現代美術の有り様として、その極めて「個人的な事情」を晒すということに
一切の疑問も疑念もありません。
そもそも、すべからず表現活動とは個人的理由から派生するものですしね。
丁度一年前の個展「要らん。けど、要る」では
捨てられないモノへの執着がスタイリッシュに表現されていましたが、
今回は更に岩田さんの「過去」、
つまり「何で自分はこういう人間なんだろう」という
中2時代へ遡ったかのような自己検証のひとつひとつを作品に映しとっています。
各作品にはしっかりと所以(ゆえん)が表記されており
(展示については前回同様、ご本人のかなり「キチッとした」性格が表れています)
丁寧な展示でした。
これは普通紙にプリントされた粗い画像をさらに印画紙に映したもので、
エッジの甘いおぼろげな感じと「悪しき思い出」の裏返し(逆相)の感情が
“しめやかに” 吐露されています。
傷心・嫌悪・嫉妬・不誠実・不本意・反省・未練・理不尽……
全てのキャプションをご紹介したいくらいなんですが
読んでくださる方も大変なのでひとつだけ。

「私はカギっ子だったので、夕方お腹がすくと冷蔵庫を漁っていた。そして勝手に食べたものはゴミ箱に捨てると見つかってしまうと思い、裏の畑に投げ捨てていた。畑の持ち主が苦情を言いに来たことがあったらしいのだけど、それを大人になってから知ったというのが痛い。おやつを置いておいてくれなかったのが悪いので、私は悪くない。でもちょっと反省している」。

さて、今回は(レアケースですが)2回に亘って紹介させていただきます。

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