「 原始が土を踏んでゆく ~ 星野 暁 展 」

Category : 現代美術シッタカぶり
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2016.05.17~05.29【 ギャラリー恵風 1F 】

押す、凹む、盛り上がる、波打つ…
その指の痕跡がそのまま作品の表情になっています。
土に対する原初的なアプローチは或ることがきっかけです。
ご自分のアトリエの裏山が集中豪雨で地滑りし崩れるということの
凄まじい経験と衝撃から
星野さんの土についての見方は一変したとあります。
言うまでもなく、勿論土そのものは物質的特性として採れる産地によって
焼物としての差別化が生じることで、
それぞれに異なる風合いを持つ独自性を持ち、
それこそが焼物の魅力でもあるわけです。
星野さんの過去の作品は構成美とも言える
簡潔なデザイン性を感じさせるものでしたが、
この災害を期に土がまぎれもない自然の産物であり、
そこに生命体が備わり、土と共存するという認識のもと、
陶芸作家としてのスタンスが
「自然との根源的交感」「世界に分け入る門」
「秩序化されていない本源的な身体が躍動できる場」
「混沌とした泥の海から新たな秩序=形の形成」
(いずれもステートメントより)といった強い意志表明となって、
こうした作品に反映されることになりました。
畏敬の念とも言えるでしょうか。
土に内在・蓄積されたエネルギーの表出がプリミティヴな造形となって、
以前とは似ても似つかぬ作風を作り上げたのです。
「土」「手」「火」「記憶」といったキーワードから
「己の陶芸というものの再構築」を果敢にもゼロから始められたのではと、
シッタカぶります。
まるで最初に土をこねた人間のように無邪気に土と対峙し、
あるがままに土の啓示を受ける、そんな感じです。
少し前に見た現代美術ギャラリー艸居での
素晴らしい作品がよみがえってきました。

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