「 南洋航路 ~ 池田 宏介 作品展 」

Category : 現代美術シッタカぶり
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2016.05.03~05.31【 京都ギャラリー悠玄 】

家からほど近くのギャラリーでのグループ展で池田さんの作品を見て、
何か見事にピントが合ったというか、じんわりな訴求。
でも、決して押し付けがましくない。
一点だけの出品でしたが、僕の勝手な見立てかも知れませんが、
池田さんの思いのようなものを感じられたんです。
木製の枠に収まったカラフルな蝶の胴体は米軍の軍用車両です。
沖縄のなんとも届かない心のうめき声のようなものを感じ取ったのです。
これは行くべき!と。
最終日滑り込みでご本人にも会えてお話もできました。
DMのビジュアル作品は細野晴臣を彷彿とさせる、
ちょっと怠惰な南国風で、もうこれでOKです。
池田さん自身は京都生まれですが、南方志向が尚更に強く、
アジアンの魅力にどっぷりハマりながら
蜃気楼や陽炎、一瞬明るくなる落日の風情、喧噪、街の匂い、
フードから立ち上がる湯気に至るまで
「南洋」という実にそそられる語彙への憧憬を強く作品に映しとっています。
ただ池田さん自身の杞憂、懸念といった
「現代社会の不穏=アンビバレンツ」とも言うべき事象、
例えば原発であったり公共事業であったり、
抗えぬ天災と対峙するかのようにスクラップ・アンド・ビルドを繰り返す
現在への暗澹とした感情も含まれています。
僕も同様に強い南志向型なので、
このステートメントに或る救いのような、
同時に夢想家の切なさのようなものを感じます。

「僕にとって南洋とはいったいなんだろう パラダイスであり 小さな逃げ場所かもしれない それは時に実際の南国であり また心の中でもある 先日 駅のホームに琥珀色の蝶が舞うのを見た その瞬間 僕は南洋にいた 船が出る 汽笛が鳴った ~ さぁ楽しい旅をお楽しみください 南洋航路いま出航です」


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