「 上住 雅恵 展 ~ A i r II 」

Category : 現代美術シッタカぶり
う1

2016.05.24~06.04【 galerie 16 】

入った瞬間にその色を見て、映画「The Border」を思い出しました。
同時にRy Cooderのスライドも。
そしてCorona Beer…ちょっと偏り過ぎのイメージですか。

展示作品は全て風景画。人は現れません。
まず圧倒されるのは、目に飛び込んでくる、光を受けたその色目。
色ひとつ見てもタダものではない気配を感じます、とは当たり前の話で、
僕などが言うのもおこがましい限り。
パリ、ソウル、ニューヨーク、モナコ、ベルリン、スイス…
個展・グループ展問わず国内外で発表されている貫禄の作家さんですものね。
プロフィールを拝見、
渡米渡欧は40回にも及ぶということで、
もうその土地の温度・湿度・光の体感度というのをフォーカスし、
筆致に伝え、映しながら匂い立つ独特な臨場感
(この場合はリアルという意味での臨場感とは異なる作家のフィルターを通したもの)は
ハンパありません。
鮮烈でありながら手法パターンに流されない
確固とした絵に対する確信のようなものを感じます。
ベタですがこういう作品を見ると黙ってしまいますね。
位置・時刻を移動させながら同じ対象を描く作風もとても魅力的で、
建築物の造形や傾斜する影を特徴的に表現しています。
低空での空撮画像のような、
あるいは車窓を過ぎていく残像であるとか、
とにかくアングルが絶妙な、
こういう風景画はあまり見た事がないと思います。
その「意図」を充分に考慮した作品の配置関係。
「セットで買ってくれたら好きに飾ってほしいな」と笑う上住さんですが、
この配置には熟慮と執着を強く感じます。
陽を返す黄色、有機的な赤、探る様な緑、冷めた青…
色と形と見せ方と、どれをとっても素晴らしい希有な風景画に出会えた午後でした。
尚、「芦屋児童美術教育研究会」の開設(1971年~)を初めとし、
児童美術教育にも熱心に取り組まれ、
数々のメディアに取り上げられています。

う2

う3

う4

う5

う6

う7

う8

う9

う10













スポンサーサイト

Comment

非公開コメント

58カ国語に翻訳
English
お越しいただきありがとうございます

den

………………………………………
アート・ドキュメント・ブック・
ミュージック・演劇・ダンス・
朗読・時事・ひがみ・そねみ・
やっかみ・おせっかい…
などなどシッタカぶって書きちらかしては
自己嫌悪な日々をゆらゆらと
過ごしております。
「シッタカブリアンの午睡」
「デラシネ光合成」をこのたび一本化。
言いたがり、やりたがり、ノリたがりな
のんのんとしたブログにお越しいただき
ありがとうございます。
………………………………………

ここから、また…
最近の書き散らかし…
こんなこと書いてます
こちらへもどうぞ!