「 タンブル・ウィード 展 」 穴田 優斗/阪田 志穂/新垣 大器

Category : 現代美術シッタカぶり
2016.05.24~06.05【 Art Spot Korin 】

同じ高校出身の三人が三年後にグループ展をする。
同窓会のようであり、
互いの制作を通じた所在を確かめ合うようなニュアンスなのでしょうか。
「まだやってるかい」「なんとかやってるよ」「ぼちぼちいこうか」
そんな会話が聞こえてきそうですが、
三年後というのは実に微妙な時期ですね。
卒展→グループ展→個展→燃え尽き、みたいな経過を辿る人も
たくさん居ると思います。
このへんで、そろそろ「家に帰って“マトモ”な仕事に就くことを真剣に考えろ」との
実家からの声に暗澹となる人も居るでしょう。
無責任に頑張ってなどとは言えませんが、
好きなことができている今の環境を将来に活かしてほしいな、と老婆心。

さて、今回の三人展で特に注目したのが
大阪芸大工芸学科ガラス工芸コース在籍の阪田さんでした。
もう一人の穴田さんとのコラボレーション作品はともかく、
階下のガラス作品は奇妙な透明感と
作家自身のバイアスが全くかかっていない印象の作品で、
見ていて不思議と飽きませんでした。
ツルツルとボコボコ、ですね。
僕は作品を見る時に引いてなるほど、と思うものと、
自らが評価と関係なしに入り込んでしまう作品があって、
阪田さんの作品は「美しい」という観点で計ってはいけない、
むしろ「発見しました」に近い印象を受けるんです。
あるいは「発掘」でもいいです。
すでに「在った」もの、な感じ。
そこへ見事に入ってしまいます。
現在は試行錯誤の道中にあるようですが、
結構リスキーな制作状況ではないのかな、などと穿(うが)ってます。
奇妙な透明感というのは、ここに作為が及ばない造形を見るわけです。
この感じをどんどん詰めてほしいなぁと切に思います。

穴田さん(京都精華大学メディア造形学科版画コース在籍)は
かなりカオス狙いな空間演出で、
こういうのが今の若い人には新鮮なのかもしれないなと。
ケバさやそれに伴うアナクロな感じ、ですか。
フェルトの人形はいいですね。
素材とプリミティヴな表情とのギャップが中々よろしいです。

新垣さん(京都精華大学洋画コース在籍)はペインティングです。
いろいろと描きなぐっておられる。
もっともっと描くと、
もっと自分の世界のさらけだしへと近づいていきそうです。
もっと怒号や罵声や揶揄が飛び散っているような強烈な画風が見たいですね。

素人がなんと無責任なレビューです、が、ご勘弁を。
なお画像は阪田さんのガラス工芸、新垣さんのペインティング、
穴田さんのオブジェ&インスタレーションの順です。

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