「 Deja vu / Jamais vu ~ タカス ケンイチ / 高須 健市 個展 」

Category : 現代美術シッタカぶり
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2016.05.28~06.12【 Gallery PARC 】

「物事の見方や考え方をほんの少し変えるだけ」なんという簡潔な一文。
もう僕は高須さんの一介のファンです、告白しますと(笑)
「白タカス」「黒高須」なんて言ってましたけど、
新作・近作と過去作品とで、こういう展覧会の名前になっています。

高須さんは日常の “ たまたまな啓示 ” や “ 路傍の暗示 ” を決して見逃しません。
もうこの方のアンテナは全方位的。
大量の発光ダイオードの中にリチウム電池を数個入れて運んでした時に
何かのタイミングで通電してLEDが光る!のを見て
「真のランダム」を見つけるわけです。
あやかりたいくらいの妬ましい才。
会場の壁一面を占める無数の回転するシャーレの中の
「故意でない発光=無意志なオン&オフ」、感服な発想。

入り口でお出迎えの販促用パネルのマーカー黒塗り作品。
ちょっと前にワークショップに参加した時を思い出します。
これはやっててかなり面白かったです。
高須さんと言えば僕などはチラシを切り抜いて
ルイ・ヴィトンのモノグラムを壁一面に貼付けた、
かつてのneutron galleryでの衝撃。
ここにも芦屋で拾ったゴミのモノグラム切り抜き袋、あります。
ハイブランド志向のアンチテーゼではない、
表層の価値“のみ”を求めるユーザーへの批判。

何と言っても「Win-Win」は素晴らしい。
とてもスッキリと完結した名作。
女性用と男性用の性具を結合させて、それぞれの電源をオン。
ウィンウィンとうごめく単なるモーター仕掛けのクネクネな動き、
その音が正に「Win-Win」なんですね。
これは見事に「やられた感」に彩られて、
表現者にとってはジェラシーを感じさせるに充分な「高須さんの見立て」です。

使用済みの薬莢(やっきょう)は再使用できるとのことで、
この作品でそのサイクルの断ち切りを象徴させます。
このような道筋の作品は時にバタ臭い表現になりがちですが、
高須さんのそれはひと味もふた味も違うものになって
明解な根拠と方法と見せ方のクオリティが高く、
平たい言い方ですがスタイリッシュです。
だからこそ内容の泥臭さが際立つわけです。
必見の展示です。

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