「 橋本 典子 展 ~ 雲と窓 」

Category : 現代美術シッタカぶり
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2016.06.07~06.18【 galerie 16 】

まぁ、なんとガーリーな、という感想が
失礼にあたるかどうかはともかくも、
1965年に京都市立美術大学を卒業というプロフィールから察し、
イメージするものとは随分と違うということが、
ではどう違うのか、と問われれば答えられないほどに、
でも結局、僕は「愉快な戸惑い」というものを手にしたことになります。

もう会場が無条件に明るいんですね。
ギャラリストの「もう、これ乗って天国に行こうかな」との作家の声に、
すでに愉しくなっている自分を見つけます。
行けたとしたら、相当、オモロい天国だぜ、とか。
過去の作品を拝見していると作家の造形に際してのポリシー、というか、
視座が見えてきて「木の質(たち)」というものに
寄せて、添わせて、並んで、委ね、折り合いをつけながら、
彫刻しているという、いや、
むしろ彫刻させていただいている、という厳粛な、
木に対して敬虔な、そんな姿勢を強く感じます。
だって、どの梯子もみんな反ってますから。
それをそのままに受け入れて造作する、
その感じがすごく愉しいんですね。

雲がかかるほどに高い、長い梯子の行きつく先はどこでしょう? 
それが天国なら、果たして下界はどう見えるでしょうか。
極端にパースのかかった窓。
これはほとんど子どもの目の位置です。
まだ見ぬ外界への憧憬を表しているのでしょうか。
お茶目な展示。

梯子の向かいに展示されているのは榎を材に持つ彫刻作品。
最初は厚い木を彫り出したものかと思ったら、
経年によってこれだけ収縮し、しなったということです。
こういうのを見ると材そのものの細胞が今もなおうごめいているようで、
一本の塊を彫り進むダイナミズムとは別な感慨がわいてきます。
お会いしてみたい橋本さんです。

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