「 宮崎 遼 個展 ~ supernature 」

Category : 現代美術シッタカぶり
m1_201606201433156ad.jpg

2016.06.14~06.19【 KUNST ARZT 】

拙レビューでは何度も書いてきていることですが、
京都に限って言えば、石、鉄の彫刻作品を見ることは昨今ほとんどありません。
いつも行くギャラリーでこういう展示に巡り会えることは
僕にとっては作品そのものよりも
彼らの「つくる」という行為に対してのリスペクトが強烈に沸き上がります、
眼福といって良いほどに。
それは誤解を承知で申せば「愚直に」という言い表し方に尽きると思っています。

岡本光博さんの言う「超自然/人為的な自然の擬態」は
じっと見つめる観客のこころに何を置いていくのでしょう。
中央に文字通りゴロンと圧倒的な重力と密度を感じさせる物体が見えています。
突き詰めながら「鉄」で「石(状)」のものを作る理由を
観客は探しながらじっと考えます。

現実的には鉄や石の彫刻を作るということは、
単にアーティストであることの意義以上の
苦しみや葛藤、孤独と向き合わねばならないだろうとシッタカぶります。
これは鉄を叩いて叩いて打ち出した造形です。
中身は空洞です。つまり密度や体積は想像上のものです。

さて制作中に発生する音は何ら関係ないひとには
“ただの騒音” であることは想像に硬くありません。
宮崎さんの手からカタチが生まれるということに関わる事象というものは
決して大げさではなく、
芸術と生活環境という生臭い課題を提示する機会をも与えています。

拠点を富山から京都へ移し、アトリエ探しに奔走されているようです。
宮崎さんはVJとしても活躍されています。
外音に反応するインタラクティブな映像作品も展示されています。
目の前の大きな塊が放つもの、
あえて鉄による「自然的造形」を一心に打ち続ける作家の
「存在」そのものを自問自答しているかのようです。

m2_20160620143316261.jpg

m3_20160620143318caa.jpg

m4_20160620143319e8d.jpg

m5_20160620143321ea0.jpg

m6_2016062014333606c.jpg

m7_20160620143338069.jpg

m8_20160620143339a86.jpg

m9_20160620143340f5f.jpg

m10_201606201433425ae.jpg












スポンサーサイト

Comment

非公開コメント

58カ国語に翻訳
English
お越しいただきありがとうございます

den

………………………………………
アート・ドキュメント・ブック・
ミュージック・演劇・ダンス・
朗読・時事・ひがみ・そねみ・
やっかみ・おせっかい…
などなどシッタカぶって書きちらかしては
自己嫌悪な日々をゆらゆらと
過ごしております。
「シッタカブリアンの午睡」
「デラシネ光合成」をこのたび一本化。
言いたがり、やりたがり、ノリたがりな
のんのんとしたブログにお越しいただき
ありがとうございます。
………………………………………

ここから、また…
最近の書き散らかし…
こんなこと書いてます
こちらへもどうぞ!