「 日々の風景 〜 ロワン・ローズ・ショー + ロザンナ・リオス 」

Category : 現代美術シッタカぶり
2016.06.07~06.19【 Art Spot Korin 】

JAPAN ≒ KYOTO という「美しい誤解」は、
おそらくは北の地平、雪降る海、段々畑のフォルム、
凪ぐ琵琶湖、潜む火山、エメラルドに泳ぐ魚、車窓からのビル群、
東京の喧噪、シュプレヒコール、呼び込み、
化粧をいとわないJKたち、ホームレスをその眼で目撃した外国人には
「外づら」としての京都の印象を改め直す機会になるかも知れません。
これは皮肉でも何でもなく、
KYOTOに日本のカタチのコアな部分“だけ”を求めようとすると、
実は複雑怪奇な「京風な精神性」というものを置き去りにしかねません。
いや、もしかしたら逃げるように東京砂漠を後にして、
ここ京都に「帰って」くるような気持ちになっているかも知れませんね、すでに。

テキスタイル表現のロザンナさん(ベネズエラ出身)は
2014年10月から京都精華大学・大学院で、
また版画表現のロワンさん(イギリス出身)は
2015年から2017年まで同大学で研究生として学ばれています。
ロワンさんがフォーカスしているのは日本庭園、ロザンナさんは友禅染です。
外国の方に映る「見立て」や「もののあわれ」という解釈の面白さは、
やはり専門的な視野=ファインダーを通過して
「四季」が厳然と(最近ではそれも怪しくなってますが)してそれらを構成、
構築している大きな要素であることに通じます。

ロザンナさんの効果的にモワレを視覚に取り込んだ作品、
またフラッグのような布の扱い方が特徴的です。色彩に微妙な日本離れした感覚も伺え、
これもまた南米生まれならではの取り合わせの妙が。
ロワンさんは日本庭園の樹木に施される刈り込みをクローズアップ。
階段に展示されている小さな作品は版木に徐々に手を入れていく過程を表現したもので、
刈り込む作業の時間の流れをイメージさせ、
版画的アプローチとして面白いです。

画像は版画のロワンさんとテキスタイルのロザンナさんの作品を「てれこ」にアップしています。

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