「 小倉 薫 ~ ♡の基地 」

Category : 現代美術シッタカぶり
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2016.06.04~06.25【 現代美術 艸居 】

前から気になっていた個展。しかしご本人不在。
撮影許可をギャラリストにお願いして、その日は一旦帰宅。
さっそく快諾得た旨のメールが届く。
ギャラリストの亀川様、お取り計らいありがとうございました。
さて、奥の奥のギャラリーへ。
今から7年前のレビューを検索してみると
「飛ぶ」というテーマで制作されていて、
どことなく漠然とした願望がそのまま、
作品のテクスチャーに表れているような感じに見えます。
「人はどこから来て、どこへ向かうのか」というテーマは
当然のように生々しさを伴いながら、
一身上の変化がなければ中々に具体的に作品に表出させることは
難しいかも知れません。
当時30歳の小倉さんにとっての「飛ぶ」は「跳ぶ」でもあったかも。
それは今回の第一子出産後の
人生の大きなエポック・メイキングとなる個展に発表された作品に見られる
「生への愛おしみ」の強さ、優しさと比べてみるとよくわかります。
命を授かること、そして同じ空気を吸う地球上に産まれた
腕の中の赤子の未来を案じる母親の深い想いというものは、
いわゆる普遍ではあっても、
どこかで常に希望的観測をもれなく密着させながら、
この子と共生する、という大命題を抱えることになるわけです、その時代性と共に。
小倉さんはステートメントで「見えない未来」ということを言っておられます。
楽観的でありたい、そう思いたいという気持ちは昨今の事象を見るにつけ、
どんどん引きはがされていくようです。
♡の基地とは家庭であり、コミュニティであり、
大げさでなく国家かもしれません。
小さな物語の小さな幸福を、この世に生きていることの実感、
そして「生き続けること」を大いなる糧にすることは、
改めて思うに相応の覚悟も必要です。
何を大切にして、どう生きるか、ということを、
観客一人一人の胸に問いながら自らの境地というものを、
これらの愉しくも素敵な造形に着地させながら
「陶芸家として永遠なる創造の思春期」を
宿命的に生きるのです。

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