「 島本 彩 〜 Lucky charm 」

Category : 現代美術シッタカぶり
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2016.06.28〜07.03【 KUNST ARZT 】

ほぉー、と思うひとはどこかで記憶のファイルに
「?」というインデックスで収まってたりします。
島本さんもそんな、おひとりでした。
「こけし」のワードを入力するとこの方が
脳裏のディスプレイに「偏愛」というダイアログと共に現れます。
こけし職人になろうと本気で思われる背景には、かなり深いものがあって、
お話をうかがってみると、血縁への継承やそれに伴う風土性など、
こけしには実にミステリアスな側面があります。
さて、一見写真製版されたものをコラージュしているような印象を受けますが、
メゾチントです。
まずもってすることのない、
銅版をモチーフのアウトラインに沿って金切りハサミで切り取り、
配置し、刷っています。
さらにその版を “重ねる” という奇策を示してくれます。
これは実物を見ながら銅板に傷をつけていますので、
モノを「写し取る→模写」しているとも考えられ、
ここにもやはり島本さんの「モノ愛」を強く感じるんですね。
この工程が一番時間を要するということで、
あとは刷ってみなきゃわからん、という、
つまり委ねるしかないというものです。
実物に限りなく近づけるという作家の感情の寄り添い方に、
静かなベクトルを見ます。
こうしたプロセスを知れば、モノのシルエットにフォーカスを当て、
さらに女性の持ち“モノ”として
「ワタシノオマモリ」的な極端に個人的な所持理由、
人とモノとの関係性に行きつきます。

大学での、薬学部(武庫川女子大)→アートプロデュース(京都造形大)→
先端表現(京都造形大)→版画(京都精華大)という
島本さんの経歴=変遷というものも、
実に柔和な印象をお持ちの素敵な作家さんの
「恋多き」側面を見るようでした。

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