「 上園田 はる奈 個展 ~ 流体 」

Category : 現代美術シッタカぶり
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2016.07.05~07.15【 KUNST ARZT 】

実は動いているのに、そこではあくまで緩慢に、
スローモーションに「重力を帯びた色彩」が止まっているかのように、
留まっているかのように見えます。
1時間ごど前に垂らしたインクは、
何ものかに維持されている力を受けて、
支持体に置かれるものでもなく、筆先に浸かるわけでもなく、
文字通り流体として、容器の中を沈んでいきます。
しかしその全貌を最後まで見届けることは今の僕にはできません。
その時間が無い、ということに気が付くのです。
当たり前のことなのに、目の前に置かれた「現象」を見届けることができないという、
或る種の限定感に「焦燥」という文字が浮かびます。
こういう展示は、許されるのならスポットで照らした作品の前で、
チビチビと酒でもやりたい気分になります。
容器の中身、つまり色彩を支えている
(もし、これを支持体と呼ぶのなら、絵画と基本的には通低しているわけです)
ものは意外にも食器用洗剤です。
いろいろ試してみた結果、です。
要は粘度、です。
ビデオカメラに映る映像作品もファンタスティック!なんですが、
欲を言えばもっとハッタリをかまして欲しいなぁという気もします。
大画面、あるいは中画面のオンパレ、とか。
実際は小さい範囲であっても、
作品として成立させる段階で
スケールにとまどいを持ち込むような効果を狙ってもよかったんではないかな、と。
或るバンドのPVも展示されていましたから、
ここから舞台美術へ一気に加速させてみてはどうでしょうか。
初個展。ここから始まる感じ、です。

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