「 台無しの建築 ~ 村上 由希子 × 平田 剛史 」

Category : 現代美術シッタカぶり
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2016.07.02~07.16【 GALLERYRELLAG 】

「フェルトと家具」と聞いて、この展示が見たくて見たくて。
フェルトといっても皆さんが想像を遥かに越えていますし、
家具といっても、むしろ彫刻に近いテイストです。
村上さんの紹介に「退廃的フェルト造形」というフレーズがあって、
かなり気に入ってます。
デカダンス・フェルトっていう危うさ。
この造形の群棲の奇妙さと非常にソリッドでかつ
「用」をやんわりと拒否するような平田さんの家具との交配は、
抱きしめながら背中にナイフを当てつつ、
舌なめずりするような一種のキワドさがあります。
丁度伺った時はプロカメラマンの撮影の最中で
相当に時間もかかるようでしたので、
また来れる日を作って、とも思いましたが、
こういうのは「感慨のタイミング」というべき、
僕にとっては一期一会な瞬間でもありますので、
待って、いそいそと。
平田さんに伺った話では、いきなり作るそうで、
設計図は一切書かないそうです。
そのテンションとは相反するように実際の作品は静謐な佇まいを見せながら、
なんとこのギャラリー空間に馴染んでいることか。
それはギャラリストとの話の中で出て来る
自然光の成せる妙味かも知れません。
艶っぽくモランディの瓶のように会話する二つのオブジェ。
増殖と淘汰を繰り返しながら
絶えずうごめいている原始生物のようなフェルトが
ソファにまとわりつくように浸食をし始めています。
このコラボレーションの本当の価値は家具として扱い、
触感を愛おしみながら抱きかかえるように
フェルトに埋もれてみないとわからないかもしれません。
禁断の出会いをどうぞ。

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