「 山本 栞 個展 ~ だんだん、ひとつとなっていく 」

Category : 現代美術シッタカぶり
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2016.07.05~07.10【 同時代ギャラリー 】

この3月の個展でお話しされていた中で興味深かったのが
カナダでの美術デザイン大学留学のエピソードでした。
日本から持っていった素材はことごとく使えなかった、ということですが、
この時に思ったのが予定や想定を越える風土性というものが、
どれほど芸術の分野で重要な意味を持つのか、ということでした。
SNSにあるような即時性とは対極にあるかのような、
この「どうにもならないこと」が、
しかし表現の本質を考える時に大切な要素であり魅力であることは確かです。
そして印象的なのが「煩わしい感情の消去」というフレーズでした。
表現方法、材料、手立て、調達などにかかるストレスは元より、
果たして表現者として何が出来うるかという「目的」が見えなかったり、
諸々のしがらみに足をとられたり、
思うようにいかない暗澹としたトンネルを山本さんは抜けかけているのかな、とも。
「自分が何者か」から始めるしんどさ、身の丈の測り方、
これは或る種の前向きなプロセスの一端として
今後の制作に影響が出て来るものと思います。
負の感情の発生と消去をテーマに取り組んできた中で今回は自然と向き合い、
寄り添うことを一本のささやかな線の集積によって
ドローイングと刺繍(山本さんは京都芸大の染織専攻)で
「ご恩返し」しています。
それによって負の感情と相殺されているのかも知れません。
この広いギャラリーの体積に無数の展開された封筒の内側に描かれたそれらの作品は
壁面をリレーしながら周回しています。

山本栞さんのHPは → http://yamamotoshiori.wix.com/artworks

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