ART OSAKA 2016「 ギャラリーヤマグチ クンストバウ 」 越野潤

Category : 現代美術シッタカぶり
こ1

2016.07.01〜07.03【 HOTEL GRANVIA OSAKA 6102 】

この部屋を訪れた方々の反応の一様の仕方。
目線の壁には一切の作品展示はなく、あるのは遥か上方の板状のもの。
それらの、単純であるという風に“見える”もの、
むしろ何の変哲もないと“思える”ものから、僕たちはどう見えるのだろうか。
単色の矩形。これを作品として鑑賞できるか、できないか、という
リトマス紙を目の前にぶら下げられた気分。
しかし、僕はしばらくの間、この数点の板を見上げながら、
他のどこにもない、ここだけの、これらの作品とその他の体積との心地良く、
或る種の清涼で、研ぎ澄まされた、まるで茶室の中で(経験はないが)
自己と無言の会話を交わしているような空間に居たいと思ったのです。
ここには一切の調度品はありません。
それは匿名性を強く帯びながら、
どこにでもある部屋のひとつに過ぎないというシチュエーションを作り、
まるで越野さんの作品があたかも最初からここに存在しているような、
儚いのになぜか強い底力、それを理由、と言っていいのかも知れませんが、
小さな板から放たれる光との蜜月な関係にしばし、
瞑想したくなるのでした。「何が描かれているかという詮索は徒労に終る」とあるように、
ここまで徹底的に「煮詰めた」作品はそうそうお目にかかれません。
これは宿題として持ち帰る類いの作品ではなく、
あくまで目の前(実際は上)の物体とおぼしきものと静かに対峙しながら、
その場で特殊なカタルシスがもたらされる禅の世界の境地のようなものかも知れません。
ご興味のある方は最後にアップした
越野さんの東京での個展に際して寄せられた展評をご覧くださいませ。

うーむ、深いなぁ…

こ2

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◆ギャラリーサイトは → http://www.g-yamaguchi.com/index.html









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