「 薮内 一実 展 」

Category : 現代美術シッタカぶり
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2016.07.19〜07.31【 ギャラリーa 】

作品づくりの中で一番気を配り、
時間もかかるのが型づくりだとおっしゃっていました。
これは木枠と芯を作り、そこへセメントを流し込んだもの。
つまりパーツごとに構成されているのではなく、
全てが一体化されています。
一発勝負、ですね。
このセメントそのものが作品のマテリアルとしての魅力、
その質感の決定的な要素になっています。
あくまでセメント、石膏ではないんですね。
壁に掛かるそれらは一見鑑賞者の重量感覚を疑うような、
または壁を含むこの建築の一部になっているような存在感を放っています。
印象としてはかなり建築寄りです。
特徴的なのが、作品に必然的にと思えるほどにフィットされている
小さな機械の一部。
あえて機能を知らせない、情報を限りなく抑制したそれらの部品を組み入れたことで、
この彫刻が他のどの作品とも異なる独自性を持つことになります。
経年劣化していわば「御用済み」の残滓と、
作家によって巧みに構築された、
さらなる空想の広がりを予感させる、全くの白亜ではない、
確実に人の手が、それも実に丁寧に施された造形との出会い。
部品の大きさと作品とのバランスに細心の注意を払う。
セメントに特殊な砂を混ぜて表面の風合いを作り、
傷や剥落を加え、ありがちな「無機的な美」ではない薮内さんの彫刻は、
久しぶりに新しい創造を見たという感慨を与えてくれました。

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