「 池辺 政人 展 」

Category : 現代美術シッタカぶり
い1

2016.08.30〜09.10【 galerie 16 】

或るトラウマ。その昔、デザイン会社に勤務していた頃、
毎年ある健康診断が近づくと「またか」という感じになるのです。
今では有り得ないと思うけれど
デザイン関係独自の診断で色盲検査があったんですね。
一列に並んで例のあの丸い点描の中の数字が見えるか否か…
ことごとくわからない…後ろに並ぶ同僚が小声で
「お前、大丈夫か? デザイナーできるか?」
毎年違う誰かが同じことを言う。
どうやら僕は赤色色弱らしくて赤の識別が曖昧なようで…
池辺さんの赤、黄、青のマジックで描かれた無数の点を見ているうちに、
ほとんど思い出したことがないソレがよみがえってきました(笑)

さて、形が見えるのは光があるからだという当たり前のことが
印象派の人々の思惑の中でどう位置づけられてきたのかということを問うまでもなく、
小さな点が集まれば何かに見える、という古典的な手法は、
こういう時代に見ると「ピクセル」という単位の持つ視認性という観点を喚起させます。
多分描かれている側から見れば徐々に姿が立ち上がっていくプロセスは思いの他、
愉しいだろうなぁと。
しかも画材がマジックでるという点が結構重要だったりしますね。
画材としてはむしろ嫌われる特性が、
池辺さんの作品を見るとあっけらかんと、
しかもマジックの持つ「スピーディーな仕事」という側面を見事に裏切ってくれます。
これは独特の滲み感が生きているのかなぁと。
池辺さんの仕事はもうひとつ。
台北の街を俯瞰した淡々とアウトラインだけをペンタブレットで描いた作品。
この二つのシリーズにはちゃんと伏線があるように思えます。
一切の色彩を排し線だけで構造物の集合体である街並を表すことと、
一切のアウトラインなしに色彩の集合だけで全貌を明らかにすること。
逆説的な二つの手法が交感しているような。
おっと、また思い出してきたぞ(笑)

い2

い3

い4

い5

い6

い7

い8

い9

い10

い11

い12












スポンサーサイト

Comment

非公開コメント

58カ国語に翻訳
English
お越しいただきありがとうございます

den

………………………………………
アート・ドキュメント・ブック・
ミュージック・演劇・ダンス・
朗読・時事・ひがみ・そねみ・
やっかみ・おせっかい…
などなどシッタカぶって書きちらかしては
自己嫌悪な日々をゆらゆらと
過ごしております。
「シッタカブリアンの午睡」
「デラシネ光合成」をこのたび一本化。
言いたがり、やりたがり、ノリたがりな
のんのんとしたブログにお越しいただき
ありがとうございます。
………………………………………

ここから、また…
最近の書き散らかし…
こんなこと書いてます
こちらへもどうぞ!