「 濱野 裕理 〜 水色だった日々 」

Category : 現代美術シッタカぶり
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2016.09.13〜09.18【 gallery morning 】

2013年の濱野さんの個展で見せていただいたポートフォリオの中の
「どうしようもなく退屈な日に僕らは平和について語り合う」という作品。
この実物を見たのが翌年の個展。
想像した通りの「鮮烈な茫洋」といった感じの色彩のコントラストと
大胆な構成が素晴らしい作品でした。
そして同時に作家の杞憂といったものもしみじみと伝わってきました。

茫洋、と言えば濱野さんの作風の一番の特徴はその背景にあります。
材質の特性を活かした肌合い、というか
(マチエールとかテクスチャーとか言うのでしょうが)
濱野さんならではの細かく波打つような皺状のタッチと、
色彩そのもの(まるで目には見えないダンサーの痕跡として
大きくストロークしていくような)、
加えて大胆な画面構成が持ち味となっています。
つまりモチーフと支持体の面積比ですね。

公園のシリーズは平行して制作されたようで過去にも展示されていますが、
今回はほぼ公園、です。
公園というエリアの意味性が
「不穏な時代」の中でどう受け取られているのか、
それほどに特殊性を帯びる空間ではなかったはずのこの公共的空間が、
テレビドラマのワンシーンを演出(望郷、後悔、喪失などのメランコリック)
するための普遍的なシチュエーションだった頃から、
こんなにも「閉じた広場」になってしまった現実。
しかし濱野さんはことさらにメッセージを塗り込めるといった
「力み」は避けています。というか、
濱野さんの対談を読んでいて、
元々、腕まくりしてさぁ、というような方ではないようなので、
やはり作品から“霧のように飛散”する粒子は、
まるでミストのように観客の毛穴に染み込んでいきます。

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対談は → http://www.nomiru.com/nominaka01-2/
















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