「 早瀬 道生 展 〜 表面/路上/その間 」

Category : 現代美術シッタカぶり
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2016.0913〜09.18【 KUNST ARZT 】

僕が見た展示レイアウトはすでに翌日に変更になっているようです。
奥にある「Newspaper20160711」
(その日の各新聞の一面をひたすらに重ねたピグメント・プリント作品)の
一作に連動した形でモノクロ出力した多くの肖像写真
(マスコミに登場した人々)と、
7枚の大きなカラーの肖像写真が作品の全容なのですが、
その7枚の額装された写真「The face」をむしろメインにした形です。
つまり作品の持つ圧倒的な力、存在ですね。

彼ら(個人的なタイムラインにアップするのは
肖像権うんぬんの問題が生じることを考慮して控えます。
ご覧になりたい方はFBで「KUNST ARZT」を検索ください)は、
うつむいたり、かみしめたり、怪訝な視線を送ったり、
かすかに笑みを浮かべていたり、まっすぐカメラを見ていたり、と。
彼らは機動隊です。
これは早瀬さんが沖縄高江のヘリパッド建設工事問題についての撮影取材が
不可能になったことを逆手にとり、
カメラを持つ早瀬さんを取り囲む約500人もの
機動隊員へシャッターを切ったものです。
ほぼ同年代の彼らはひたすらに表情を押し殺し、
問いかけにも無視し、かと言って拒否をするわけでもない、といった、
いわゆる「制服通りの仕事」をしている“まま”の人間でありながら
限りなく「個」を消しつつ、却ってそのことで、
フレームにおさまった姿は個を浮き立たせています、
しかも国家の命に於いて極めて匿名な。
早瀬さんの作品は一昨年の「Something's always near」で知り、
ご本人にもお会いしました。
その時の「気配は感じるが写真には何も写っていない」といった
もうひとつの写真としての側面と、
今回のような、一葉の写真から放たれる事実、
ダイレクトなアプローチはかなりジャーナリスティックなテイストなもので、
なんだか尾を引く思いです。

追伸:今、そのKUNST ARZTさんのタイムラインに
「勤務中かつ(休憩や用足しではない)公道上で執務中の公務員ということで、
肖像権はほぼ発生しないと考えられるという」とありました、で、
ギャラリーサイドのものをシェアさせていただきます。

※ここはブログですので、画像などは「KUNST ARZT」で検索されたら良いか、と。

















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