「 Box of Memories 〜 瓜生 祐子 展 」

Category : 現代美術シッタカぶり
U1_20160922191355cd8.jpg

2016.09.13〜09.24【 galerie 16 】

瓜生さんの作品に初めて出会ったのは
2011年の「sweet memory/おとぎ話の王子でも」(京都芸術センター)で、
食をテーマのグループ展で、作品の風合いとは真逆な
かなり鮮烈な印象を受けたものでした。
neutron、PARCと見ていくうちに、
この柔和な作風の中にいかに人を魅了する仕掛けがあるのかと考えてみますと、
やはり「見入る距離感」なんですね。
殆どの作家が「食材」としての見せ方や展開
(インスタレーションや彫刻的立体物)をする中で
「平面」で見せるというのは逆に難しいんですね。
パネルにアクリルで描く、綿布で覆う、鉛筆でエッジをとる、
この制作工程のオリジナリティは相当に衝撃的なはずです。
そして、驚くべきは知る人ぞ知る「食 ≒ 風景」という
瓜生さんの方法論が「探る」、
そう、ドローンでランチの上で空撮しているようなアングルと
それによる独自の解釈、なんですが、
今回はご本人も「受け入れてもらえるか」とかなり悩んだ様子です。
というのも、以前の「虫の視線=風景になっている食」から
「鳥の視線=食が風景を作る」のそれになっていますからね。
そしてメインのテーマは「おせち、弁当」。しかし! 
瓜生さんははずしませんね。と言うのも、これはいわば「食の箱庭」ですから。
僕は食という題材を得た限り、
そこには文化的背景や所産といったものが反映されねばならないと思っています。
これは盆景を作るがごとく日本食文化の、
まさに肝とも言えるお節、しかも四重、です。
天晴なコンセプト。明快痛快な展示です。

U2_201609221913563d2.jpg

U3_2016092219135828e.jpg

U4_201609221913599a1.jpg

U5_201609221914008d8.jpg

U6_201609221914315e3.jpg

U7_20160922191431bab.jpg

U8_2016092219143300c.jpg

U9_20160922191434b05.jpg

U10.jpg















スポンサーサイト

Comment

非公開コメント

58カ国語に翻訳
English
お越しいただきありがとうございます

den

………………………………………
アート・ドキュメント・ブック・
ミュージック・演劇・ダンス・
朗読・時事・ひがみ・そねみ・
やっかみ・おせっかい…
などなどシッタカぶって書きちらかしては
自己嫌悪な日々をゆらゆらと
過ごしております。
「シッタカブリアンの午睡」
「デラシネ光合成」をこのたび一本化。
言いたがり、やりたがり、ノリたがりな
のんのんとしたブログにお越しいただき
ありがとうございます。
………………………………………

ここから、また…
最近の書き散らかし…
こんなこと書いてます
こちらへもどうぞ!