「 陶芸 tomorrow 〜 6大学推薦 若手の響宴 」田中 悠

Category : 現代美術シッタカぶり
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2016.09.16〜09.15【 gallery MARONIE space 5 】

6人のグループ展です。
しかし今回は田中悠さんという作家さんをクローズアップします。

作りたい形をつくる、という極めてシンプルな発露が、
陶芸=土くれが宿命的に持つクセのもとに、
試行錯誤を繰り返しながら、徐々に現在の作品へと繋がっていく過程が、
思った以上に興味深かったからです。

見たままの袋です。
誤解を恐れずに言えば
「それ以上でも以下でもない袋」を作るということは
とんでもなく難しいということです。
この袋“状”の陶芸は、田中さんが生地を選び、縫製をして、
中に詰め物をして、それを置いてみて、さて、ここからです。
実は手びねりなのです。
いわば横にある実物を忠実に底面からトレースしていくわけですが、
しかし物理的に平面である布が立体として立ち上がってくる
 “当たり前” のディテールを陶芸に置換した時に、
焼物としての制作工程に於いて造形的に叶わぬ事情が生まれてきます。
そこを微妙に調整しつつ、
実は空洞な袋に何物かがぎっしりと詰め込まれているという
「見えない体積・重さ」をそこに反映させねばなりません。
焼かれた厚さは約5mmほど。
鋼のかんなで削り、布やすりで磨き、
さらに濡れたスポンジ、そして最終的には豚毛の筆で、
細かい粉塵を処理しながら、
限りなく「それ以上でも以下でもない袋」を作る。
大げさでなく、
シッタカはそこに哲学を見る、のです。

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